昨年末に発覚したオークション詐欺事件にかかわる虚偽の内容をブログに書き込み、読者をオークションサイトへ誘導していたとして、バッシングを受けている小森純(27)。木曜レギュラーを務めていた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を3月いっぱいで降板、これで彼女の番組レギュラーはすべて消滅となった。一時期はゲスト出演も含め、数々のテレビ番組に出演し、歯に衣着せぬ物言いと思わぬ頭の回転の良さで、バラエティ常連タレントの地位を築いていたが、その椅子はすでに他のタレントに奪われてしまったようだ。
小森の所属する芸能事務所は、ギャル雑誌の読者モデルや青文字系ファッション誌のモデルなどを中心としたプロダクションで、ファッション・コスメなどのプロデュース、ギャルやギャルママを起用したプロジェクトなど多角的な事業を行っているが、テレビタレントとして活躍していたのは小森と鈴木奈々くらい。稼ぎ頭だった小森の失脚で、鈴木がヤル気になっているという。
「鈴木は2007年に読モデビュー、11年におバカキャラをひっさげてテレビ進出し、快進撃を続けている。交際4年の彼氏ネタは定番で、今も地元茨城県竜ケ崎の実家から通っているとか個人情報もダダ漏れなんですが、本人は親しみやすさがウリなので気にしていない。最近はセックスの話もあけすけにしているのですが、その姿勢が潔く、意外にも、中高生のお手本になるという賞賛まであるほどなんですよ」(芸能ライター)
1月上旬に東京表参道で行われたブライダルサービスの宣伝会見に、ウエディングドレス姿で登場した鈴木は、彼氏との結婚願望をアツく語り、記者に「デキちゃった結婚の可能性は?」と振られて「可能性はないんです。だって私たちはコンドームをつけてるんで」とキッパリ。さらに2月末放送の『オトナへのトビラTV ココだけの“性”のはなしパート2』(Eテレ)に呼ばれ、セックスの際のコンドームの重要さを説いたりも。番組で鈴木は、「私コンドーム先生なんで」「ちゃんとつけますよ。コンドーム大好きですから!」と熱弁。中高生がセックスすることを前提に、性感染症予防や避妊のためにコンドームの装着を徹底すべきだという番組主旨に違わぬ堂々発言に、共演していた有吉弘行も「こんなタレントいる?」と驚きを隠さなかった。
3月16日に放送された『原宿ネストカフェ』(TBS系)出演時にも、過去に某番組で番組司会者から「月にどれ位合体しているんですか?」と聞かれて「週に3回くらいです」と答えたという逸話が取り上げられ、あらためて「合体してますよ!」「合体することによって愛もすっごい深まるんですよ」とオープンに性生活を語る鈴木。「去年は毎日のように仕事だったので、彼氏も不満だったと思う。でも合体することによって仲は良くなる。大切なことなんですよ」と本人は大真面目だ。タレントが彼氏の存在を公言するだけでも珍しいことだが、「ちゃんとセックスをしている」「コンドームもきちんとつける」と明言するのはさらに稀有な存在である。天然なのかと思いきや、「緊張するから彼の家にはあまり行けない」「結婚する前に相手の家族と仲良くなるのは大事だけど」「(向こうの家族は)私のことテレビで見てて頭がおかしいな、バカだなとか思ってると思うんですよ」などと話すあたり、意外と冷静で自らを客観視している。
「なんでも白黒つけたがるタイプで、トークを振られたときに曖昧に終わらせないのが持ち味。キツいツッコミ芸人や、自分が喋りすぎるタイプのMCにはあっさり流されて喋らせてもらえないが、そういう役目の共演者がいない場では、実にのびのびやっているようです。タレント活動開始当初は、芸人のテンポについていけず苦労していたが、今は喋りも上達している。自分がぶっちゃける分、他のゲストにも厳しいというか、はっきりした答えを聞くまでしつこくツッコみ続けるので、スタッフとしては重宝するキャラかも。“合体”やコンドームについての発言も、本人は『だってそれが普通の、正しいコトでしょ?』と思って素直に発言しているから、下品に受け取られずむしろ好感度が上がっている」(番組制作関係者)
小森も自らの結婚生活をネタにして「セックスレス」「そろそろ子作りしたい」とイベントなどで発言していたが、その芸風を受け継ぎつつも、よりストレートな物言いをする鈴木は、小森を超える稼ぎ頭に成長するかもしれない…事務所はそんな期待をしているだろう。