かつて「グラビア界の黒船」と呼ばれ、日本の男性たちの視線を集めたリア・ディゾン。自身のウェブサイトに「ルーズソックスでセーラー服」の写真を掲載したことが話題となり、来日したのが19歳のときだ。その後、グラビアをはじめ女性ファッション誌のモデルとしても活動し、2007年には念願の歌手活動も開始。その年の『NHK紅白歌合戦』にも出場するなど、幅広く活躍した。
しかし、人気者の地位を固めつつあった2008年10月、スタイリストのBun氏とのデキ婚を発表して、出産のために芸能活動を休止。09年4月に長女を出産したが、2010年12月には離婚が成立した。長女の親権はリアが持ち、現在はニューヨークで暮らしているという。
そのニューヨークで2011年1月より演劇学校に通っていたリアだが、昨年12月にはオフィシャルブログで「演劇学校を卒業しました!」「学校を卒業してから、私は毎日オーディションを受けています」と伝えている。しかし、「30回オーディションをして決まった仕事はたった1つ」と、現状はなかなか厳しいようだ。
そんなリアがいわゆる“脱ぎ系”の仕事も辞さない様子だと、現在発売中の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)が伝えている。「日本からオファーがあれば活動したい」と明かしているリアは、グラビアはもちろん、ヘアヌードやソフトAVなどの仕事もギャラがよければすべてやるつもりだという。その背景には、やはり娘を養育しなければならないという事情があるようだ。
「ニューヨークで活動を再開したといっても、日本よりはるかに俳優人口の裾野が広いアメリカでは、競争率がハンパではない。演技力が評価されてきたわけではないリアがいくらがんばっても、一山いくらのような扱いを受けてしまうのではないでしょうか。だとすれば、デキ婚で熱狂的なファンから『ポイ』されようとも、日本での活動を継続してさえいれば、昨今のグラビアアイドルたちの結婚・出産ラッシュ後の、産後ダイエット関係の仕事やママタレ活動とも呼応できた可能性もありますよね。ただ、業界全体で推していた大事な時期のデキ婚を快く思わない人たちもいたはずですから、日本には居づらかったのかもしれませんね」(芸能ライター)
2月には、ブログで「最近、私はあるドラマのテスト放送の役がきまって、私と他のキャストの皆はとても興奮していました」「ところが撮影2日目の時に私たちは制作費が減らされてこれ以上撮影できなくなるということを知らされたの!」と仕事が頓挫したことを告白したリア。「あー……そんなには落ち込んでないんだけど、この撮影のために、ちゃんとした制作会社のとてもいい舞台での出演を断っていたから正直ちょっと泣きたくなった……」と心中を明かしている。
「これがどの程度の規模だったのかはわかりませんが、今は一つ一つの仕事を大事にしたいリアにとってはかなり痛手だったことは間違いないでしょう。それなら、さすがにデキ婚騒動のほとぼりも冷め、ある程度温かく迎え入れてくれる日本でまた仕事がしたいと思うのも無理はないと思います。実際にエロ系のオファーがあれば、実現する可能性は高いと思いますよ。なにせ、リアは日本デビュー前にアメリカでバストトップが映り込んだセクシーDVDを撮影していますから。ヌードになること自体には抵抗はないんじゃないでしょうか。ためらう要因があるとすれば、娘の存在くらいですが、それも本人の覚悟次第でしょう」(同)
以前には、香港の日刊紙『蘋果日報(アップルデイリー)』の電子版が、「リア・ディゾンがAVデビュー」 と報じ、日本の大手AVメーカーが約3億円のギャラを提示したといわれたこともあった。もし、本当に実現するとしたら、セーラー服でのコスプレ物を見てみたいという気もするが…。
(文=津本ひろとし)