10代の若く初々しい少女たちがひたむきに頑張る姿に胸打たれるAKB48ファンは時に「ロリコン」と罵倒されることもあるが、実際、主要メンバーとなっている面々は18歳以上がほとんど。彼女たちも10代半ばからアイドル活動に身を投じてきたが、内面はともかくとして体はすっかり大人である。中でももっとも「熟している」といわれるのが小嶋陽菜(24)だ。モデルのように痩せてはおらず中肉中背で色白肌の彼女は、同世代女性から親近感を得られやすい存在のようで、雑誌グラビアでの水着姿のみならず、Tバック下着などをまとって女性ファッション誌でグラビア披露したこともある。
その小嶋が女性用下着通販会社「PEACH JOHN」広告のメインキャラクターに抜擢され、20日から放送される同社のテレビCMに出演している。すでにワイドショーなどで紹介されているが、CMの内容は、きらびやかなパーティー会場に高級車で現れた小嶋陽菜が、下着姿で大勢のパパラッチに囲まれるというもの。会場入りの際にはロングドレスを着用している小嶋だが、裾が車のドアに挟まり、悪代官が「よいではないか~」と着物の帯を巻きとるかのごとくドレスはスルスルと脱げ、彼女は上下黒の下着姿になってしまう。しかしそれはPEACH JOHNの新作ブラジャー「ワークストラップレス」。通常のブラは着用中にズレて肉をしめつけたり乳首がハミ出してしまう惨事を引き起こすこともあるが、ズレにくい特徴を持つこのブラなら、ポロリもないので大丈夫! 堂々とレッドカーペットを歩けるわ!…という意味を持つストーリーだ。
下着通販会社のCMなのだから、下着姿なのは当然であるが、このCMに嫌悪感を示す層もいるようだ。
「小嶋陽菜に非があるわけではありませんが、購買層は100%女性なのに、男目線で作られているのが嫌ですね。女性を意識するなら、大勢の前で堂々と下着になるようなストーリーじゃなくて、彼氏と二人きりのシチュエーションの方が『こじはるカワイイ!』とウケるのに…。彼女はスレンダー系のモデルさんと違って肉感的なので、親近感がわくと同時にイヤらしさも感じるので、AKBの中で女ウケが抜群にいいとは言えないかも。普段の姿勢が悪いせいか、後姿のラインがすごく歪んでいるのも気になります」(女性誌記者)
一方、AKBファンの反応はというと、「エロい、最高!」という賛辞が上がる中で、「下着CMなんてヨゴレ仕事」と残念がる声もチラホラある。ただ先述のように、小嶋といえば「エロくてなんぼ」の仕事をいくつも担当してきた。PEACH JOHNの下着カタログ出演も初めてではない。さらに「an・an」(マガジンハウス)の「感じあう、SEX」特集号や「オンナノカラダ」特集号で表紙を飾りセミヌード・下着姿になったり、深夜枠の主演ドラマ『メグたんって魔法つかえるの?』(日本テレビ系)で毎週パンチラを見せたり、最近ではレギュラー出演中の情報バラエティ『PON!』(同)で「半ケツが見えてる!!」と騒がれるほどのショートパンツを着用していることも話題だ。
一部週刊誌によれば『PON!』での彼女の立ち位置は、「熾烈な視聴率争いの武器」と考えられており、プロデューサーがスタイリストに「衣装は絶対にミニで!」とエロ指令を出しているという。同番組の平均視聴率は4~6%の間を推移しているが、月曜日に出演する小嶋、火曜日の芹那、金曜日のスザンヌといった「エロ衣装を着こなしてくれる」タレントを起爆剤に視聴率UPを狙っているそうだ。だが、国民的アイドルグループに成り上がったAKBの一員である小嶋の「エロすぎる」露出は、一部ファンに「過激すぎる」「アイドルとしてはやりすぎ」「脱ぐなんてヨゴレ仕事」と拒否反応を示されてしまうことも事実。
「以前は歌って踊るアイドル、清純派若手女優、グラビアアイドルといった住み分けができていたが、AKBはその垣根をぶち壊した。AKBらグループアイドルが水着になって週刊誌・マンガ誌グラビアを席巻し、グラドルはより面積の小さい水着を着たり、着エロに近づいた。さらにAKBは手ブラもバンバンやる。もはや不可侵領域なんてない。それでもウリは“恋愛禁止”の処女アピールという矛盾があるんですけどね(苦笑)。小嶋あたりは脱がされることにすっかり抵抗がなくなっているようですから、卒業後に女優転身したとしたら、いきなり濡れ場もこなしてしまうかもしれませんね」(芸能ライター)
アイドルに純粋さや少女的な清純要素を求めるファンは嫌悪感を示すかもしれないが、一般のオジさんたちは脱いでくれるなら何でもいいというのがホンネだろう。早くブラを脱ぎ捨てたこじはるを見たい?