オトコの浪漫はデスク下フェラチオ!? 男と女の「性的な浪漫」対決!

girlmenbatt0215.jpg※イメージ画像 photo by Riccardo Andreau from flickr

 漠然とした質問を投げかけると、相手の人となりが見えてくるものだ。「それってどういう意味?」と質問で返してくる人もいれば、とりあえず何らかの答えを出そうとする人もいる。

 以前、知人男性に「オトコの浪漫って何?」と漠然とした質問をぶつけたことがあった。てっきり、「プラモデルの大人買い」だとか「マグロ漁」などの答えが返ってくるかと思いきや、なんと「オフィスで、デスクの下に女性が潜り込んだ状態で施されるフェラチオこそオトコの浪漫である」とのこと。筆者は決して、性的な意味で問うたわけではない。アダルトビデオに影響されすぎだと笑ったのだが、このエピソードに対する意見を、不特定多数の一般男性から募ったところ、9割の人が「オトコの浪漫はデスク下フェラチオ」という認識であった。

 ところで、その浪漫は果たして実現可能なのだろうか? オフィスの規模にかかわらず、同フロアー内に他の社員が1人でもいる限り難しいだろう。と、思いきや、社長秘書の経験を持つ女性から、「社長室内でデスク下フェラチオを求められたことがある」という証言が得られた。なるほど、個室なら実現可能ということか。

 ほか、出張先のビジネスホテルでホテヘルを利用した際、急に仕事の電話がかかってきて、タイミング的に「電話応対しながらフェラチオを受ける」という状態になり、オトコの浪漫が疑似体験できたと語る男性も。また、「定時内では不可能だが、残業中に社内恋愛中のカノジョと実践した」という体験談も寄せられた。男性にとって仕事とは切っても切り離せない人生の重要パーツである。それと性的行為が自然に結びついてしまうのは、男性特有の思考回路といえるだろう。

 では、女性にとっての「オンナの浪漫」とは、デスクの下に男性が潜り込んだ状態で施されるクンニリングスなのだろうか? 一般女性に意見を求めたところ、案の定首を縦に振る者は1人もいなかった。むしろ、多く寄せられたのが「男性2名・女性1名での3Pである」という意見。なるほど、これは大いに納得できる。ポイントは、なんといっても「男性2名・女性1名」という条件付きであるという部分だろう。興味深いことに、複数プレイに対して「3Pだろうと4Pだろうと乱交だろうと、女性は自分1人」と希望する女性は実に多い。女性とは何歳になっても、「自分だけがチヤホヤされている」というお姫様願望が強いのかもしれない。

 男性陣は、「オンナの浪漫」と聞くと、童貞男性の開発を連想するようだ。新雪に足跡をつけるかのような感覚で、童貞男性の筆おろしをする……いま流行りの女性向けアダルトビデオにも多く見受けられるシチュエーションだ。しかし実際には、「童貞の筆おろしには大して興味が持てない」と感じている女性が圧倒的多数だった。各メディアでは、「肉食系女子が急増」などと謳われているが、実際はさほどでもないということなのだろうか? 女性たちに詳しく話を聞いてみると、「女性がイニシアチブをとるセックスに興味がないわけではない」とのこと。SMの女王様とまではいかなくても、セックスで男性を責めたいという願望を持つ女性は少なくないようだ。ただし童貞ではなく、「S気質な肉食男性におねだりさせたい」とのこと。女性たちは、草食男性ブームに飽き始めてきているのかもしれない。「恋愛・結婚・セックスに消極的な草食系よりも、なんだかんだでオトコは肉食系であるべき!」という女性の本音が見え隠れしている。

 そういえば、「オンナの浪漫は、デスクの下に跪かされてのフェラチオ」という意見もちらほら挙がった。彼女たちは、生粋のMというわけではないのだろうが、心のどこかに「服従させられたい願望」が眠っているのだろう。「男性2名・女性1名での3P」や「S男性におねだりされたい」という願望と同様に、現代女性たちがいかに肉食男性を欲しているかがひしひしと伝わってくる。だからと言って、いきなり「3Pしようぜ!」と誘うのはNGだが、セックスチャンス獲得には、肉食キャラを演じるのも一興である。
(文=菊池 美佳子)

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