峯岸みなみ「丸刈り謝罪」騒動 海外から批判殺到でファンが悪者に

minegishi0204main.jpg※画像:AKB48 峯岸みなみからのメッセージ/AKB48【公式】より

 AKB48の峯岸みなみ(20)がお泊りデートをスクープされた件で「丸刈り謝罪」した騒動が波紋を広げ続けている。峯岸の衝撃的な丸坊主姿は、ネット上はもちろんワイドショーやスポーツ紙なども騒がせた。それだけでなく、NHKや大手一般紙までが騒動を取り上げており、「丸坊主はやり過ぎ」「恋愛禁止なんて可哀想」「ヤラセにしても演出が悪趣味」などと賛否両論が巻き起こっている。

 この騒動は国内のみにとどまらず、英国の大手新聞「ガーディアン」「デイリー・テレグラフ」「インディペンデント」なども報道。ガーディアン紙は「日本のポップスターが“お泊まり”を謝罪するために頭を丸めた」などと写真入りで伝え、インディペンデント紙は「日本のポップスターが性行為を見つかって丸刈り」との見出しで報じた。英テレビ局BBCも「丸刈りは日本の伝統的な謝罪の仕方だ」として経緯を伝えている。また、カナダ最大の全国紙「グローブ・アンド・メール」、フランス最大の報道機関「AFP通信」 、シンガポール最大の新聞「ザ・ストレーツ・タイムズ」などでも報じられており、峯岸の坊主姿は全世界に発信されている。

 世界の人々にとっては、AKBグループの「恋愛禁止」というルール自体が理解しがたく、「20歳の女の子が丸刈りになって謝罪する」という行為にも驚いたようだ。海外のネットユーザーからは「20歳の女の子に『男とデートするな』なんて無理な話。 それで頭を剃って謝罪しろなんてクレイジーだ」「こんなことで彼女を責めるなんてアホらしい」「日本のアーティストは奴隷なの?」などといった批判が噴出しており、日本という国自体が白眼視されかねない状況となっている。

 AKBというグループとファンの異常性が批判の対象になっているようだが、この状況に対してAKBファンから反論が出ている。メンバーの恋愛禁止を信じていたファンに謝罪するために丸坊主にしたという経緯となっているが、「恋愛禁止も丸坊主もファンが望んだわけじゃない」という声が上がっているのだ。確かに、恋愛禁止は運営側が自主的に掲げたルールであり、それを破ったメンバーがいてもファンは推しメンを変えるなりスキャンダルを受け入れるなりすればいいだけの話である。峯岸の丸坊主に関しても、彼女が頭を丸めたからといって喜ぶファンは誰もいないだろう。

「峯岸が独断で丸刈りにしたということになっていますが、かなり不自然な状況です。AKBグループ劇場総支配人の戸賀崎智信氏は『スタッフは止めたようですが』と説明していますが、周りにスタッフがいたのに勝手に丸刈りにするのを実行させるわけがない。誰かしら運営の上層部の人間がゴーサインを出さなければ、そんなことはできないでしょう。それに運営側は、3日前から一部のスポーツ紙記者などに『話題になるネタがある』と予告していました。峯岸の独断ではなく、運営側の“仕掛け”であった可能性が強い」(芸能記者)

 これが運営側の仕掛けであれば、誰も望んでいない峯岸の丸刈りを“みそぎ”にしたことで、海外から日本の文化が誤解され、ファンが悪者にされるという図式になったといえる。これだけ話題になったのだから炎上商法としては大成功といえそうだが、その代償としてAKBファンはおろか、結果的に日本のイメージまで貶めることになってしまったようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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