今も昔も多くの女性たちを虜にしているジャニーズタレント。だが、最近は世代交代のスピードが遅くなっており、アラフォーのSMAPとアラサーの嵐が人気の柱という状態。この“高齢化”によって深刻になっているのがメンバーの頭髪問題だ。たとえ童顔で服装も若づくりしたとしても、頭髪の薄さだけは年齢が如実に表れてしまう。いくらイケメンであっても、さすがにハゲた中年が黄色い声援を浴びるアイドルを続けるのは厳しいだろう。ジャニーズタレントにとって「ハゲ問題」は芸能生命に関わる重大事となっているのだ。
年長グループのSMAPは最も深刻であり、メンバー5人のうち中居正広(40)、草なぎ剛(38)、稲垣吾郎(39)の3人の頭髪が危うい状態。本人たちも十分に自覚しているらしく、いつの頃からか中居はほとんどのテレビ出演で帽子をかぶるようになった。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の人気コーナー「ビストロSMAP」では帽子ではなく不自然なカツラを着用。当初は映画の役作りのために坊主になり、それを隠すためにカツラを付けているという理由だったが、髪が伸びた今もカツラ出演は継続中だ。
「たまに中居は帽子をかぶらずにテレビ出演することもありますが、そのたびにネットでは『中居の髪がヤバイw』『スカスカじゃねえか』などと祭り状態になります。もう毛量自体が少ないため髪型が安定せず、帽子をかぶらずに出演するのは基本的にスタジオ収録で座りMCの時のみ。ハゲ説を払拭しようという意図があるようですが、逆効果になっていますね」(テレビ誌ライター)
一度、中居はバラエティー出演時に帽子をかぶらない状態でプールに落ちたことがあった。水から上がった彼の頭髪は悲惨な状態で、いかにヘアセットでごまかしていたかがハッキリと分かってしまったのだ。現場でも「これを放送して大丈夫か」とジャニーズ事務所スタッフに確認したほどだったといわれている。
中居に負けず劣らず草なぎもヤバい状態だったが、最近は薄毛が以前より目立たなくなり多少持ち直したようである。
「草なぎは頭髪が危うくなってきた2000年ごろから専門クリニックに通い、医者に相談して治療薬を服用しているそうです。他にも民間療法や頭皮を黒く染める方法なども試しており、ジャニーズの中では『髪のことなら草なぎに聞け』といわれるほどの存在。稲垣や中居も草なぎに教えを請い、治療薬を試すようになったそうです」(週刊誌記者)
こうした知識が高じてか、草なぎは育毛シャンプー「スカルプD」のCMに出演。薄毛仲間の中居も引き込み、そろってCMキャラクターを務めた。
実はSMAPとあまり年齢が変わらないTOKIOも頭髪問題と無関係ではなく、年長の城島茂(42)をはじめ、山口達也(41)、松岡昌宏(36)の3人が薄毛予備軍といわれている。あまりビジュアルをウリにしていないリーダーの城島はまだしも、松岡や山口にとって薄毛は死活問題。二人は草なぎに相談し、専門クリニックや治療法を紹介してもらうなど必死に育毛に取り組んでいるようだ。
さらに、その下の世代もハゲ問題と無関係ではない。特に先輩たちの苦労を見ているだけに、早いうちからケアをしようという動きが進んでいるようだ。
「嵐の二宮和也(29)、松本潤(29)、櫻井翔(30)、KAT-TUNの亀梨和也(26)や田中聖(27)あたりは、すでに頭皮ケアに励んでおり、専門クリニックのお世話になっている者もいる。特に二宮は深刻といわれ、大雨の中で開催されたコンサートでは額に頼りない前髪が張り付き、ファンから『エガちゃんみたい』『アンガールズ田中に見えた』という声が上がったほど。以前から二宮は腹が出過ぎだとも指摘されてますが、デブでハゲじゃアイドルは続けられませんからね…」(前同)
多くの男性が悩んでいる頭髪の問題だが、ジャニーズタレントにとってはより一層深刻な悩みになっているようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)