共演者の大根演技にブチ切れた元モー娘。保田圭の評判

yasuda0117.jpg※イメージ画像:保田圭オフィシャルブログ「保田系」より

 過激な性描写で話題となった昨年の昼ドラマ『幸せの時間』(フジテレビ系)で人妻役を演じ、ディープキスや駅弁ファックを披露した、元モーニング娘。の保田圭。先日、東京スポーツ紙上で、夫役の城咲仁の演技があまりに拙いと彼女がブチキレた、という報道がされたが、逆にこのことで保田自身の株が上がり、ここにきて人気復活の兆しが見えているという。

 モー娘。時代、イジられ役の“おブス担当”という独特のキャラで活躍していた彼女は、2003年にグループを卒業。しかし同じ卒業組の矢口真里や藤本美貴がテレビで活躍する一方で、彼女はほとんどテレビ出演がなく、メディアから消えていたと言ってもいいだろう。だが実際は保田は舞台に活路を見出しており、大小様々な舞台作品に出演、気がつけば元モー娘。の中でも屈指の演技力を身につけるまでに成長していたのだ。『幸せの時間』には中盤からの出演だったが、このドラマ出演を機に、彼女の演技力や作品に臨む女優としての姿勢を評価する声が上がっていったのは事実だ。

「一部では有名な話ですが、彼女には、今も語り継がれている『保田圭伝説』というのがあります。高校中退してアルバイトを始めたマクドナルド直営店で、最年少ながら年上のスタッフをまとめあげ、アルバイトとして史上初のサブマネージャーに昇格。さらにその店を売り上げ一位に導いて表彰されたほどの剛腕で、モー娘。のオーディションに合格してお店を辞めるときは、スタッフ全員から慰留された、という話です。真面目で、己に厳しく、他人に配慮できる資質があるということなんでしょうか。それでいて、ただ真面目なだけではなく、空気を読んで立ち回る頭の良さやコミュニケーション能力の高さもあると舞台畑では評判なんですよ」(芸能ライター)

 アイドル出身ながら、汚れ役もこなすことができ、たまに出るバラエティでは持ち前の明るさで笑いを取るバランスのいい女優になった彼女。とうとう念願だったミュージカル『アイ・ハヴ・ア・ドリーム』にも重要な役どころでの出演が決まった。

「脇役や小劇団からのオファーも受けやすい立場だったからこそ、そこでスキルを磨き、経験を積むこともできた。なまじセンターを張っていて、知名度が高かったばかりに、女優としてのランクが上がってしまった安倍なつみが主役級の仕事しか受けられず、結果として仕事が激減してしまったのとは対照的です。また、モー娘。そのものも、彼女が抜けてから一気に地盤沈下が進んだ。ファンが多かったワケではないが、音楽バラエティに出演した際の格好のイジられ役だった保田が消えたことは、実はグループにとって最大の痛手だったんです」(前同)

 また、保田はアイドルを卒業してからの10年間、芸能界のあらゆるところで持ち前の高いコミュニケーション能力を発揮し、着々と広い人脈を築きあげてきたことでも有名だ。大物女優・黒木瞳とは自宅に招かれるほどの仲で、何事も黒木に相談し、飲み明かすこともあるという。

「黒木とはクリスマスを共に過ごしたことさえあります。ほかにも、藤原紀香にも可愛がられていたり、ビビアン・スーや内山理名とも親しく、女優人脈はこれからもどんどん広がっていくのではないでしょうか。サッカー選手やお笑い芸人、おまけにジャニーズのTOKIOメンバーとも仲が良かったりと、交友関係の幅広さもスゴイですね。さらに、AKB48の篠田麻里子やHKT48の指原莉乃にも慕われ、メル友関係。特に篠田とは舞台共演した5年前からの付き合いで“圭ねえ”と呼ばれています」

 この『保田圭伝説・第二章』ともいえる女優としての覚醒は、今が全盛期を迎えているAKBグループの、特に選抜入りができない干されメンバーにとっては、いいお手本であるはずだ。現在の保田圭は総監督・高橋みなみの言葉である「努力は必ず報われることを身をもって証明する」を、10年かけて一足早く体現した姿と言えるかもしれないのだから。
(文=潜水亭沈没)

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