男子たるもの、少しでもセックスで女性を悦ばせたいのが偽らざる本音。ベッドでの戦いにおいて、少しでも女性の興奮が低下傾向にあると知ったものなら、それからは頭の中で伝説的なAV男優の姿を思い浮かべて、必死に挽回を図るだろう。
セックスの上手い下手を考える上で、多くの男性はテクニックや息子のサイズを気にする。しかし、そんな核心部分よりずっと手前の“思わぬところ”、いわば誰にでも修正できるような些細な行動で、知らず知らずのうちに女性を興ざめさせていることがある。
ということで今回は、セックスで男性がやってはいけない「興ざめ」な4つの行動を、筆者トビタの独断と偏見でチョイスしてみた。参考までに見て頂きたれば本望だ。
1:相手の洋服やアクセサリに気を遣わない
まずはセックス序盤における興ざめな行動。当然のことではあるが、セックスを始める場合、基本的に服を着ている状態から絡み合いがスタートする。そのあと色々行う中でそっと服の中に手を入れ、徐々に服を脱がせて…なんて展開が一般的だろう。
この時、セックスをすることへの興奮状態から、少々手荒に相手を攻めてしまう場合がある。それ自体に問題はないが、しかしその際に相手の服を強く引っ張ったり、勢いよく脱がせようとしたりするのは望ましくない。理由は単純。相手の服をいためる可能性があるからだ。
特にファッションにこだわりを持つ女性の場合、いくらエッチの最中とはいえ、自分の服がいたむのは嫌だ。男性なら自分の服を少々手荒に扱った所で影響ないが、女性はそうはいかない。だからこそ、女性の服をぞんざいに扱わないよう注意が必要だ。
2:攻める順番を省略してしまう
攻める順番を守る。これがセックスにおいて非常に大切なことは、ほとんどの男性が分かっているはず。しかし、そうと分かっていても、ついつい攻め方が大ざっぱになって、相手を興ざめさせることは多い。特に、久々のセックスにはありがちなケースだ。
大きな順番でいけば、口→胸→下半身と攻めるのが通常。しかし、ここで言う順番はもっと細かい。ひとつひとつの部位において、簡単に中心部分を攻めてはいけない。キスならいきなり舌を絡めない。胸ならいきなり乳首に行かない。登山のように、裾野から徐々に近づいて噴火口を攻めるのが鉄則だろう。
はやる気持ちからついつい裾野部分を省略してしまうと、性欲的な色合いが濃くなり雰囲気は保たれない。これはかなり基本的なことだが、分かっていながら順番を省略してしまうケースが多いので、自分への戒めという意味も込めて、あえてここに挙げた。
3:女性が好反応を見せた攻めをゴリ押しする
セックスの最中、ある攻めに対し途端に女性が強い反応を見せる時がある。これは基本的に気持ち良いというリアクションだろうが、問題はその後。もちろん、相手が気持ち良いのだから、その攻めを続けるべきだろう。しかし、つい調子に乗って執拗に同じ攻めを繰り返しすぎると、さすがに女性も冷めてくる。
冷めの原因として、相手が飽きてくるというのもあるだろう。と同時に、男性が「これか、お前の好きな攻めは!」と言いたげな、いわゆる水を得た魚のようにゴリ押ししてくる姿にもむなしさを覚えるのではないか。だからこそ、もし女性の快感点を見つけたなら、そこをずっと攻めるのではなく、一度ほかに行き、しばらく経ってからまた思い出したように攻めるのがベストだろう。
4:ノーパンでブラブラ歩く
事が終わってからも安心してはいけない。セックス後の印象を高めることは、セックス自体の思い出を美化することにもつながるからだ。そこで気を付けてほしいのがトイレに行くとき。
セックスが終わると、裸のままベッドでイチャイチャしている、なんていうのはよくある光景。それはまったく問題ないが、気を付けてほしいのは立ち上がってどこかに行くとき。女性は裸のまま歩いていけばいいと思うが、男性はぜひともパンツを履いてもらいたい。
裸で男が歩く。この姿は見栄えがあまり良くない。その理由は、ずばり股間のブラブラ感。男のシンボルが、何の意思もなくブラブラと空を漂っている姿はマヌケともいえる。セックス後、脱力状態となった女性が、ふと裸で歩く男性(股間ブラブラ)の姿を見たとき、何か頼りなさを感じないだろうか。冷静になっているときだからこそ、男もある程度スマートな印象を残さなければならない。だからこそ、立ち上がって歩く時だけはパンツを着用して欲しい。
これが筆者トビタの考える、セックスでやってはいけない4つの「興ざめ」な行動だ。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」)
トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。