激務すぎる!? さまぁ~ず三村が付き人募集

summers1130.jpg※イメージ画像:『クイック・ジャパン85』太田出版

 元プロ野球選手で、現在、野球解説者・タレントとして活躍する清原和博が、運転手兼マネジャーを募集し、話題を集めている。運転やマネジャーを募集するだけで話題を集めるとは「さすが清原」と思いきや、注目の理由は仕事内容にあった。

 大手転職サイトに掲載された株式会社オフィスキヨハラの募集広告によると、週休1日で、固定月給制30万円以上(試用期間中は25万円以上)という清原の運転手兼マネジャー業務。学歴や年齢は不問のようだが、運転する車が普段はアルファードだが時折ベンツもあるため、左ハンドルの車に慣れているほうがいいという。さらに、運転手という仕事に加えて、マネジメント業務や清原の身の回りの世話までしなければいけないという業務内容。給与には、「45時間分の時間外手当相当分と30時間分の深夜手当相当分が含まれる」というのだから、ネットユーザーたちが「ブラック臭たっぷり」と騒ぐのもうなずける。

 マネジャーや付き人の過酷さがよく伝わるのは、やはり芸人の世界だろう。特に気難しい性格のタレントのマネジャーともなれば、かなり神経をすり減らすことは間違いない。たとえば、シャンプーやリンスの口が同じ方向を向いていないというだけでイライラする千原ジュニアや、歯ブラシをさしているカップの底が湿っているだけで嫌悪感を抱くロンドンブーツ1号2号の田村淳などのマネージャーともなれば、一緒にいるだけでも疲れてしまうに違いない。その上、マネジメントに身の回りの世話までしなければならないとなると、かなりのストレスがたまるのではないだろうか。

 業界内外で神経質な芸人として有名な今田耕司の元マネジャーは、A4用紙6枚にも渡る専用のメモを書いていたというから、その異常なまでの細かさは想像に難くない。メモの一部には楽屋に用意するものとして、「ティッシュ(箱)/コットン/タオル2枚(普通用とトイレ用)/ヘアバンド/コップ3個(洗面台、テーブル、予備)/マドラー/フリスク(ピンク)/缶コーヒー超微糖(なければ微糖)野菜ジュース……」などがあるという。これらに加えて、曜日ごとに買わなければならない雑誌や新聞があるというのだから、神経質なタレントのマネジャーというのは楽な仕事ではない。

 そんな今田と同じように、神経質として有名なさまぁ~ずの三村マサカズが、現在(12月3日まで)運転手兼付き人を募集している。ホリプロの中途採用募集サイトに掲載された応募要項には、具体的な給与や勤務日数など記載されていないが、三村個人が雇用する形態であるという。

 これまで、三村の運転手兼付き人といえば、たびたび『さまぁ~ず×さまぁ~ず』(テレビ朝日系)などのフリートークで話題になっていた「吉村くん」が有名。前任者である吉村くんによれば、三村というのもなかなか面倒くさいタレントのようだ。11月17日に放送された『さまぁ~ず×さまぁ~ず』では、吉村くんが運転手の心得として、会話の中では「大竹ばかりを褒めない」ことや道を覚えられない三村の「代わりに覚えてあげる」こと、さらには、独特な言い回しや言葉足らずな三村の発言は、聞き返さず「文脈から判断してあげ」なければならない、と提唱。小難しい三村独特の性格に対応することが運転手の条件になるのではないかと語った。

 たとえば、「ベッドイン何時?」と聞かれればホテルのチェックインの時間を答え、「カバンの後ろから荷物とって」と頼まれれば、「車のトランクからカバンをとってくる」と理解しなければならない三村の運転手。さらに、神経質で細かいことを気にするという三村を四六時中相手にしなけばならないという仕事は、いくら大金を積まれても、できない人にはできないだろう。しかし、そんな独特な三村と波長が合うという人もいるはず。そうした人にとっては、天職となるに違いないのだが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/

men's Pick Up