CM激減の宮崎あおい、国民的女優から転落の危機!?

20121023aoi.jpg※イメージ画像:宮崎あおい「女子カメラ 2012年 09月号」インフォレスト

 10月からの新ドラマ『ゴーイング マイホーム』(フジテレビ系)で、10年ぶりに民放の連続ドラマに出演している女優の宮崎あおい。出演映画『天地明察』も9月から公開されているが、主演のV6・岡田准一とは不倫疑惑が報じられた“ワケあり”の作品だ。

 結局、岡田との混浴不倫はテレビなどの大手メディアで報じられることはなく、二人は公開前に何事もなかったように取材などのプロモーション活動をこなしていた。また、スキャンダルを嫌うNHKが来年の大河ドラマス『軍師官兵衛』の主演に岡田を起用することを発表するなど、スキャンダルは「ないこと」になったかのようにも見えた。しかし、やはりそうではないようだ。

 「アサヒ芸能」(徳間書店)では、宮崎の民放連ドラ解禁の裏には「CM激減」があると伝えている。記事によると、事務所は宮崎のイメージを守るため、近年のドラマ出演はNHKのみとし、民放のオファーは断り続けていた。しかし、今回解禁したのは、CM契約の本数低下で焦りがあるためだという。宮崎のCM契約本数は公式では8本となっているものの、実際に展開しているのは3本。粉飾決算事件以降は広告展開を控えているオリンパスのような不可抗力もあるものの、他の女優などに取って代わられたものもあり、かつて10社以上のCM契約を誇った身としてはさびしい限りだ。その理由として、やはり岡田との共演映画が公開されたことと、元夫の高岡蒼佑が暴露した広告代理店社員との「第二の不倫疑惑」があるという。

「確かに、最近の宮崎は『不倫』や『離婚』といった言葉と一緒に語られることが多く、以前の清く正しいイメージとは違います。一部週刊誌ではCMギャラが大幅ダウンしたとも伝えられたように、やはりトラブルの火種を抱える存在はイメージ重視の広告業界では扱いづらいですよ。一方で、継続して起用されているアパレルブランド『earth music & ecology』のCMのように、アート系の匂いがするところへの人気は高い。負のイメージを吹き飛ばすような大きな話題がほしいところですが、もともと映画を主なフィールドに活躍してきた宮崎だけに、巻き返しの場もやはり映画でしょう。アーティスティックな作品で海外の賞でも獲れば、一気に払拭できる。そんな路線も可能性の一つとしてはあると思いますよ」(芸能ライター)

 CM女王の称号は武井咲や剛力彩芽といったオスカー組に取って代わられた宮崎だが、加えて、長らく守ってきた国民的女優というポジションも脅かされている。昨年は井上真央が、今年は堀北真希がNHKの朝ドラヒロインから『紅白歌合戦』の司会に抜擢というコースを歩んでおり、同世代の女優たちが猛烈に追い上げているのだ。

「2人とも、清純派で老若男女問わず好感度が高い点はかつての宮崎と重なるところ。その宮崎は、不倫騒動とドロドロの離婚劇で清純派の仮面が完全にはがれてしまいましたからね。ただ、演技力に関しては宮崎に軍配が上がるでしょう。離婚直後には『これで濡れ場解禁か?』とも言われただけに、スクリーンの中で大胆なヌードを披露するという可能性もなくはない。私生活でのスキャンダルはイメージこそ悪くなるものの、女優という仕事はそれをプラスに転化させることもできますからね。せめて映画の中で、男を虜にしてきた片鱗を見せてほしいものです」(同)

 CM女王と国民的女優という2つの頂から転落の危機にある宮崎。その窮地を救ってくれるのは、やはり自身の持つ演技力と女優魂ということになりそうだ。このピンチを自力で乗り越えて、一回り大きくなった女優・宮崎あおいを見てみたいものである。
(文=津本ひろとし)

men's Pick Up