豪快!? 天然!? 猛獣美女LiLiCoの魅力とは

lilicomain1019.jpg※イメージ画像:LiLiCo オフィシャルブログ「LiLi.Com」より

 タレントで映画評論家のLiLiCoの人気が急上昇している。彼女の人気の秘密は、なんといってもそのパワフルさと、あけすけのなさだ。先日も、自身が“コンシェルジュ”を務める『水曜プレミアシネマ』(TBS系)で放送される11月のSP企画の取材で、結婚相手もいないのにいきなり来年の結婚を宣言したLiLiCo。「来年結婚します。ハリウッドスターと。準備は全部できてる、あとは相手だけ」と屈託のない笑顔を見せる彼女は、日本人離れした陽気さとテンションで人気の秘密をのぞかせていた。

 近頃テレビなどでの露出が目立つLiLiCoは、昨年3月8日に放送された『歌うま女王は誰だ!?歌がうまい王座決定戦 春の大激突スペシャル』(フジテレビ系)への出演をきっかけに人気タレントへ。同年12月21日『オールスター芸能人歌がうまい王座決定戦!史上最高一夜限りの頂上バトル歴代王者緊急参戦クリスマスSP』で、見事優勝した彼女は、今年20年ぶりにCD『飲んで飲んで』(日本クラウン)をリリースするなど、映画評論家という枠を越えて活躍の場を広げている。

 最近では、10月8日に放送された『しゃべくり007 秋の食べ頃美男美女2時間SP』(日本テレビ系)や、9日放送の『徳井と後藤と麗しのSHELLYが今夜くらべてみました』(日本テレビ系)などに立て続けに出演したLiLiCo。今月22日に放送予定の『しゃべくり007 秋の黒い祭典 旬の芸能人総勢51名暴露ロワイヤルSP!』(日本テレビ系)にも出演しているようだ。

 そんな彼女のキャラクターといえば“肉食アラフォー美女”というもの。前述した『しゃべくり007』では、LiLiCoを“猛獣美女”と形容し、その破天荒な性格を紹介。アルコールが入るとスイッチが切り替わるという彼女は、目当ての男性を見つければ、強引に家に持ち帰ると笑顔で語っていた。褐色の美脚を男の足に絡ませるというLiLiCoの必殺技は、まさにエロいお姉様といった感じで、そんなことをされたら誰だろうと身もだえしてしまうに違いない。『今夜くらべてみました』でも、ネガティブイケメンの栗原類がLiLiCoの家に連れ込まれ、アルコールの入った彼女の態度に、「I’m scared!(恐いよ~)」「誰か助けて~」と叫んでいた。

 スウェーデンで生まれ育ち、18歳のとき、日本の芸能界に憧れ単身来日したLiLiCo。とはいえ、日本語もロクにできなかった彼女がそう簡単に芸能界に受け入れられるはずもなく、彼女の20代は下積みに費やされることになる。特に21歳から26歳までの間は、車で寝泊りするよなホームレス生活。ようやく日の目を見たのは2001年のこと。彼女が31歳のとき、『王様のブランチ』(TBS系)での映画コメンテーターに抜擢されたことだった。それから映画評論家として活躍を続けた彼女が、前述の『歌うま』をきっかけに人気タレントへと成長。肉食キャラを身につけ、現在に至る。

 人前でも何でも、したくなったらいつでも異性とキスをすると言った話を堂々とし、実際にテレビ画面でそれを見せてしまうほどの肉食ぶりを披露するLiLiCo。しかし、そんな肉食キャラも、彼女の壮絶な半生を知ると、どこか愛くるしくも感じる。それは、日本人離れし、日本人が引いてしまうほどの彼女の陽気さやテンションといった積極性が、壮絶な過去のおかげで、「この人も苦労したんだな」という日本人好みの哀愁を漂わせるからだろう。そうした苦労人に、とかく日本人というのは好感を持つものだ。そして何より、彼女からは“日本大好き”というオーラが漂っている。褐色の肌にキラリと光る白い歯は異国の雰囲気たっぷりだが、歩み寄ってくる外国人に日本人は強い好感を抱くのだ。40歳を超えた彼女の快進撃は今始まったばかりだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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