伝説の『処女宮』女優・秋山祥子、電撃復活記念インタビュー!!

AV 2012年10月18日

──では、復活を決めた直接的な理由は？

「お声をかけていただき、まだ私に需要があるのなら求められているうちにもう一度挑戦してみたいと思ったからです」

──復活を期に髪をばっさり切りましたが、その意味は？

「大人になった秋山祥子をお見せしたかったから。……というのは、実はh.m.p側の意向で、実際は髪を切ることでもう一度『秋山祥子』に戻ったというのが本当のところです。自分ではここまで短く切ることはありませんでしたが、今回は女優としてのお仕事の一環だから切ることができたんです。ためらいはなかったですよ。ばっさり切った後『また秋山祥子になったんだな』って気合いが入りましたから！」

──気合いとは、またまた男らしい！

「あはは……男の人が気合いを入れるために坊主頭にするイメージに近いですよね（笑）」

──髪を切った秋山祥子の『復活』と大きく描かれたポスターがここにありますが感想は？

「やっぱり秋山祥子だって思いましたね。毎回いろんなパターンを撮影して、決まった後にこれになったと（完成品を）知るものですから、見る度に『こんな顔してたんだ』って思うんですよ。今回は復活ということでプレッシャーもありましたけど、いい写真に仕上がったと思います」

──復活作『復活秋山祥子』（h.m.p）で、最も印象に残ったのが、男を欲しがっている表情。とっても女臭くって最高に色っぽかったですよ。見た目だけでなく、セックス自体も変わったことが分かりました。

「うふふ……本当ですか？　あれは、ほぼ素でしたね。女優に戻りきっていないから、自然とプライベートの顔になっていたのかもしれません。リラックスしてできたんです」

──あえてイメージチェンジしようと意識したわけではない？

「そうですね。お休みしていたことで恋愛観が変わって、それが今の秋山祥子になったんだと思います。ちょくちょく恋をしてましたから。私って惚れっぽく飽きっぽいんです（笑）。ときめきが欲しいタイプなんですよね。エッチもパターン化するとイヤなんです」

──復活作品の中でも『セックス感が変わった』とお話ししていましたが、わずか1年半でなぜ変わったのでしょう？

「デビュー前は同年代の人と付き合うことが多くて、それがなぜか甘えん坊の男の子ばかりだったんです。自分が世話焼きで面倒みちゃうタイプだからなのでしょうけど、エッチもその延長上で一方的に責めらるのは好きではなかったんです。それが、AVデビューをきっかけに年上の方と接する機会が増えて、引退後も年上の方との出会いがあって、恋愛でも素直に甘えられるようになったんです。それでエッチも自然に変わってきたのかなって思うんです」

──身を委ねることで、本当の意味で『女』になったのかな？

「あ、うんうん。そうですね！　それまで恋愛でも男の子っぽいまんまでしたが、年上の方とつきあってキャパが広がったというか、女として甘えることを覚えたんですよ。根本ではSっぽい部分は残っていると思うんです。スパンキングとかあまり得意ではないし。でも、甘えることができるようになってからは焦らされることに喜びを感じられるようになってきて、Mっぽくなってきたんですよね」

──良い恋愛を重ねていたんですね。AV女優は引退後も普通の恋愛ができなくなるという話を聞いたことがありますが、祥子ちゃんはそんなことはなさそうなので安心しました（笑）。

「ん～、でも、最近の恋愛は普通とは言えないかも。なぜか結婚してる男性ばかり好きになってしまうんです。多分、大人と接する機会が多かったから、年上の方が魅力的に感じるんです。考え方とかね。で、こんなに魅力的だったら結婚してるだろうなって。危険な恋を求めてるわけではないんですけど……」

──今後やってみたいことは何ですか？

「新しい自分をどんどん出していきたいですね。と言っても、自分からあれこれ意見をだす方ではないので、ファンの方がどんな私を求めているのか教えていただいて、それに応えていきたいと思います。まだ私の作品を観たことがない方は、今までリリースされた17本の作品を観て、何が一番よかった教えて下さいね。これから改めて宜しくお願い致します！」

　処女宮女優としてデビューした当時のイメージは『ヤンチャで自由奔放な女の子』。それが、わずか3年でしっとり色っぽい女へと成長を遂げていたのに驚かされたことを伝えると、デビュー作と復活作のパッケージを見比べ「たしかに別人ですね」と笑っていた祥子ちゃん。「1年半の休養が女優としての飛躍に繋がることを期待している」と、ベテラン女優さながらに応えたその自信にあふれた表情もまた魅力的であった。