今年の夏からたびたび不仲・離婚説が報じられている檀れいと及川光博夫妻。結婚からわずか2カ月後の昨年7月、及川が結婚指輪を外して美女とデートに興じているところを女性誌に報じられたことが不仲説の発端だ。さらに今年8月、「女性セブン」(小学館)が檀れいの複雑な家庭環境や及川が人気ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)の降板で収入激減となったことなどが「不仲の原因」と指摘。決め手は、母親の面倒を見なければならない檀が及川に相談したところ納得いく返事がもらえなかったことだというが……。
27日に檀は、翌28日から上映される坂東玉三郎主演の舞台『ふるあめりかに袖はぬらさじ』のために行われた会見で、この不仲・離婚説を完全否定した。
及川の浮気と別居報道について問われた檀は、「どこからそんな話になったのか不思議。母の家が近いので一緒にご飯を食べることもありますが、それが別居?」と答えた。浮気報道についても「お友達とご飯食べてるだけなので~、それが“浮気”になった」と説明。不仲・離婚説を否定する形となった。
「会見で檀は夫婦円満をアピールしていましたが、やはり不可解ではあります。なぜならこの夫婦は挙式も披露宴もいまだに行っていないからです。互いに初婚であることや、王子様キャラで派手好きなミッチーの性格などから考えても、大々的な披露宴を行ってもいいのではないかと思うのですが……」(芸能ライター)
そもそも結婚当初から、女の園・宝塚出身の檀と王子様キャラの及川が互いに同性愛者で、この結婚は偽装結婚ではないかともささやかれていた。このようなウワサも、不仲説が報じられる遠因となっている可能性はあるだろう。また離婚危機説には、今夏報じられたように、それなりの根拠があることも分かっている。ここまで危機が論じられながら、かたくなに夫婦関係が良好であるとアピールするのはなぜか。
「やはりそれは檀の仕事によるところが大きいのではないでしょうか。彼女はサントリー『金麦』のCMで長らく天真爛漫な良妻を演じていて、もはやそのイメージが定着しています。年老いた母の面倒を見ている檀からすれば、離婚して良妻のイメージが崩れてしまうことは、そのまま収入減につながってしまう。結婚は彼女に好影響でしたが、ひっくり返して言えば、離婚は大ダメージとなります」(同)
度重なる不仲・離婚説をみれば、実際のところ2人の夫婦関係は破綻している可能性は高いだろう。しかし、離婚によって、CMでいままで築き上げてきた『良妻』イメージに大きな傷がつくというデメリットを考えれば、簡単に離婚には踏み切らないし、踏み切る必要がないと考えているのかもしれない。