※イメージ画像:SKE48『アイシテラブル！（DVD付A）』avex traxアイドルブームを牽引するAKB48およびSKE48、NMB48、HKT48ら姉妹グループ。子どもや中高生のライトなファンから、本気で彼女たちと交際を望む熱狂的なファンまで支持層は幅広い。だがここまで人気が拡大すると、それゆえに「おかしな事件」も多くなる。というのも、彼女ら48グループのメンバーグッズがたびたびオークションサイトに出品され、問題視されているのである。
つい最近では、9月19日、ヤフーオークションにSKE48松井珠理奈と松井玲奈の「使用済み水着」という商品が出品され物議を醸した。彼女らがシングル選抜入りしていたAKBの26thシングル「真夏のsounds good！」PV撮影時に着用していたと出品者が申告している白いビキニには、ご丁寧にそれぞれのサインまで入っている。実際にPVで着用しているモノとはデザインが異なるのだが、出品者いわく「PVのリハーサルに関しては全員が同じ白の水着で撮影を行いました」。つまり、リハの際に身に着けていたモノだというのである。「関係者からの入手」を謳っているものの、超人気アイドルの「関係者」が、彼女らが素肌に身に着けたお宝衣装を、そう簡単に第三者に譲り渡すものだろうか。
「こういうの、多いんですよね。どう考えても偽物でしょう。関係者が、『PVで使ったヤツだけど、もう使わないからあげるよ～』なんて、譲渡するハズがないことは少し考えればわかる。劇場公演用の衣装は劇場内の衣装部屋に保管されていて、アンダーなど公演メンバーで着回していますが、その他の衣装はまた別の倉庫に保管している。以前、その倉庫から柏木由紀さんの衣装が盗まれ、オークションサイトで出品されるという事件が発生しましたが、その時は運営側が落札してなんとか事なきを得た。まれにそうした盗難事件も起こり得るものの、そう頻繁に『サイン入り着用水着』や『着用衣装』が出回るワケありません。円満に譲り受けて転売できるような代物ではないことをファンが理解していれば、法外な値段でこれら偽物を落札することもないと思いますが……残念ながら、高額な料金を支払って落札している人もいますよね」（AKB関係者）
過去には、大島優子の「直筆サイン入り使用水着」、同様に篠田麻里子の「直筆サイン入り使用水着」が10万円で落札されたこともあるという。ヤフーのみならずあらゆるオークションサイトでこれら「着用済み水着」は出品されており、一万円未満で終了するものから、数万円の値がつくものまでさまざまだ。こうした「サイン入り商品」は、AKBの衣装に限らず、Perfumeや浜崎あゆみなど人気アーティストの「サイン入り色紙」も大量に出回っている。その多くが「譲り受けた」「プレゼント抽選で当たった」などと商品ページに記載しているが、実際はその多くが偽造サインである。
「一人の出品者が異常にたくさん“抽選で当たったので”とサインものを出品しているとか、明らかにおかしいですよね。どれだけ懸賞当選率が高いのかと。また、『プレゼント用に書いたけれどボツになったサイン色紙』なんかも多く見ますが、ボツ色紙を知らない人にあげたりしませんし、仮にその場にいた編集者さんやスタッフにあげたとして、転売されたと分かったら大問題になります」（芸能事務所マネジャー）
前出の松井珠理奈・松井玲奈の商品には、取引成立前にユーザーから「おかしい」「偽造ではないか」という声が相次ぎ、ヤフオク側に違反申告が殺到したため、出品者は予定よりも早く取引を終了させている。ちなみに24日現在は、渡辺麻友が雑誌撮影で着用したという「直筆サイン入り水着（上下セット）」が出品されているようだ。先述のように、アイドルの着用した水着が関係者を通じて譲渡されるなどありえず、また仮にそれが本物だとすれば、違法な手口で流通したものであることは明らか。こうした商品の出品には、ファンが惑わされることなく冷静に対応するのが一番である。
