秋葉原「メイドリフレ」の風俗化が進んでいるってホント?

 店はやはり雑居ビルの一室。先の店と同じようにカーテン部屋が仕切られている。女の娘が来るまでに室内をチェックすると、壁に「禁止事項」という貼り紙があった。

 「風俗的な行為の要求」「お触りや卑猥な発言等、キャストが嫌がる行為」「出待ち等のストーカー行為」「引き抜き行為」「キャストとの連絡先交換」が禁止事項とのことだが、どう考えても、女子高生の働く場所ではない。

 なんてことを考えているうちに「キャスト」がやってきた。やっぱり、元気いっぱいで化粧もうまいネネちゃんだ。やはり若い。

 先ほどのローラちゃんとは違い、ネネちゃんはまず手を揉みほぐしてくれる。

「17歳だよ。アニメが好きで、バイトするなら絶対、秋葉原って思ってて、最初はメイド喫茶から入ったんだけど、そのうちにリフレするようになって……。この店は、少し前にビラを配っているときに、声をかけられて入ったの」(ネネちゃん)

 ネネちゃんは週に5日、午後3時ぐらいから夜10時まで働き(それ以降は違法)、月に20万円ほど稼ぐという。12時間も寝るため、夜遊びもしないそうだ。学校でも、寝坊で遅刻が多すぎたために進級できず、退学。今は通信制の高校に在籍し、その学費を稼ぐためにリフレをやっているという。高校卒業後は、美術系の専門学校に進学したいとのこと。

 手を揉んでもらっているところで、意を決して「あの、か、か、か、過激なサービスもやってるって聞いたんだけど、裏オプションとかないの?」と、女子高生相手に力んで聞いたところ……。

「えー、ネネはそんなのやってないよ。ただ、店に内緒で、やっている娘はいたみたい。フェラは音が出るので、手コキまでしかしないって言ってたけど。私は、店長に迷惑かけるだけだし、そういうこと聞いてくるお客さんもいるけど、私ハッキリしてるから、『うぜえ、うぜえ』ってすぐ言っちゃって、萎えちゃって残り15分もあるのに帰っちゃったお客さんもいたよ」

 そんな話を聞いて、記者もすっかり萎えてしまい、すごすごと店を出ることになったが、B君はこう言う。

「まあ、仕事とはいえ、女の子ですからねえ。あんまり気に入らない客だと拒否しますよ。僕はもう慣れてますから、お触りぐらいだったら、ほぼ確実にできますけど(笑)」

 世界から「クール・ジャパン」などと呼ばれ、外国人観光客も多い秋葉原。だが、合法とはいえ、このようなロリコン風俗まがいの存在が許されてよいものだろうか。秋葉原で魔界を見た思いである。
(文=特別取材班)

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