AKB48強制卒業祭り再び! 鬼畜リストラの次は苦し紛れの組閣と留学?

akb_2831.jpg※イメージ画像:あと何年踏ん張れるか(C)AKS

 8月5日、AKB48の第12期および13期研究生を対象に「セレクション審査」が実施された。セレクション審査とは、研究生に対して日頃のパフォーマンスや態度、握手会人気などさまざまな指標において基準を満たしているかを運営側が査定するもので、基準に達しないメンバーは容赦なくクビを宣告される。2010年10月以来、2年近く実施されていなかったが、ある関係者は「前田敦子の卒業と指原莉乃の移籍で2名の欠員が出たチームAへの昇格、また新たにチーム8を発足するにあたり、研究生の中で伸びしろのあるコを見極める時期にきたということです」と明かす。

 審査の結果、12期生は選抜総選挙で49位にランクインする快挙を成し遂げた武藤十夢をはじめ5人全員がセーフ。昨年9月のオーディションで選ばれた13期生は、当初仮合格者が33名いたが、その後しぼられて16名となっていたところ、さらに5名が「基準を満たしていない」として脱退通告を受けた。志半ばでクビとなったメンバーたちは、発表後にGoogle+でファンに向かって感謝と別れの言葉を投稿。再びオーディションを受けるつもりなのか「AKB48に私は戻って来る気持ちは十分にあります」とした渡邊寧々、「もうAKBでは会えなくても絶対にまた違うところで大物になって芸能界に帰ってきますね」と宣言する長谷川晴奈のように、再起を誓うメンバーもいる。

「一度研究生オーディションに合格させておいて、後から落とすのはひどい、というファンの声もあります。ある程度の期間、研究生出演のテレビバラエティや劇場公演、握手会などの活動をさせてファンも多少ついている段階で振り落とすわけですから、残酷と言えば残酷です。でもここで『目が出ないかも』『AKBには合わない』と薄々感づきながらも活動を続けさせて、干されメンとして飼い殺しにするほうがよっぽど残酷なのでは」(前出・関係者)

 今回、16人が研究生として生き残ったが、彼女たちもこれで安泰というわけでは全くない。すでに6月に研究生から正規メンへの昇格が発表されたものの所属が決まっていないメンバーが6人いる。合計22人が、チームAの二枠、そしてチーム8(16人)の座をめぐって、熾烈な争奪戦を繰り広げることになるのだ。

「8月24~26日に開催する東京ドーム公演で、それらについて正式な発表があると思います。また、秋元康氏が突然言い出した“海外留学制度”もポイントで、現時点でチームKやBに所属するものの人気の低いメンバーが数名出向して穴があく可能性も高い。留学先はインドネシア、中国、台湾の48グループです。正規メンとして長く活動していながら、選抜総選挙で圏外の面々が肩たたきされそうですね」(前同)

 しかし、わざわざ留学制度などとまわりくどいことをせずとも、そうしたうだつの上がらない面々こそ何らかのかたちで「審査」してもいいのではないだろうか。ところが、古くからいるメンバーたちはほとんどがすでにAKB運営の母体・AKS以外の芸能プロダクション所属になっている。いくつもの芸能事務所とうまく折り合いをつけて持ちつ持たれつの関係を保つためにも、安易なクビ切りは禁物なのだという。

「そうは言っても、前田敦子が卒業して、握手会や写メ会というCD販売方式もそろそろ飽きられてきた。今やどのアイドルもAKBと同じようなことをやっていて、“会えるアイドル”と化してしまいましたからね。握手会効果が薄まれば、CD売上も落ちる。まあスポンサーさんに大量買いしてもらえば、オリコンランキングの上位に君臨することはできるでしょうけど、実人気が完全に虚像になってしまいますよね。ファンの熱気を冷めさせないためにも、方向転換が必須です。このままでは沈没船状態ですから……」(芸能記者)

 AKBの握手券つきCDがバカ売れし一大ブームとなったことで、水着写真集やムック、グラビアページをめぐって各出版社がAKBの軍門に下ったが、バブルが弾ければ「ウチはもういいです」と次々撤退するだろう。そうなったときに恐ろしいのが、これまで水際で食い止められていた指原事件のようなオトコ関係の醜聞が世に出てしまうことだ。人気が上昇するときは何をやっても相乗効果が出たが、下がるときも同様で、一社がスキャンダルを出せば次から次へとイヤな話題が吹き出し、坂道を転がり落ちるように人気が下落してしまうだろう。常に衆人環境にさらされ、他人に値踏みされてきた少女たちが、これ以上傷つかなければいいのだが。

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