韓国アイドルの陰湿イジメは公然の事実!? T-ARA脱退騒動

tara0731_main.jpg※イメージ画像:『DAY BY DAY』(韓国版)T-ARA/Loen Entertainment

 7月30日に所属事務所から発表された、韓流アイドルグループ「T-ARA」のファヨンの脱退。各メディアで伝えられるところによると、韓国のテレビ番組への出演を直前でキャンセルするなど「度重なるプロ意識の欠如」が原因とされ、事務所は韓国メディアに「誰か1人が突出した行動をするとチームの雰囲気が変わってしまう」などと説明したという。また、かねてよりファンの間でウワサされていた、他のメンバーとの不仲やいじめについて事務所は否定している。

 T-ARAはKARAや少女時代に続く韓流ブームを象徴するアイドルとして、2011年9月に日本デビュー。1stシングル「Bo Peep Bo Peep」(EMIミュージックジャパン)で見せたかわいらしい“猫ダンス”が話題となり、これまで日本では4枚のシングルと1枚のアルバムを発表している。7月25日、26日には新メンバー2人を加えた9人組としてコンサート「T-ARA JAPAN TOUR 2012 ~Jewelry box~」を日本武道館で開催。その直後というタイミングだけに、ネット上でも「やっぱイジメか」「女同士こえぇぇぇ」などの声が上がっている。

「ネット上にはファヨンだけがハイタッチを無視される映像や、大福を無理やり口に詰め込まれたりしている“証拠”が上がっており、グループ内のいじめや不仲説がまことしやかに流れていたところで、この脱退ですからね。事務所側はそれらのウワサを否定してあくまで生放送でのドタキャンなどを理由としていますが、ファヨンはTwitterで『真実ではない事実ばかり』と意味深なつぶやきを残しており、いじめ疑惑を加速させています」(芸能ライター)

 そもそも、いじめ疑惑が深まったのは脱退直前のライブ後、Twitter上でのやりとりが発端だ。ラップ担当のファヨンは足を痛めたことを理由にパフォーマンスをしなかったが、ほかのメンバーがTwitterで「意志(=やる気)が人を作ることもできるはずなのに」「意志の違い。演技の天才に拍手を送ります」などとツイート。これに対しファヨンが「時には意志だけでは無理な時がある」と返したことで、一部のネットユーザーから「ファヨンがほかのメンバーからいじめられている」と主張したのだ。

 この影響で、メンバーの一人であるウンジョンが出演しているバラエティ番組やドラマの公式掲示板には「ウンジョンの出演に反対します」「ウンジョンが出るならドラマは見ません」といった“視聴ボイコット”が表明されるなど、T-ARA批判も高まっている。

 以前、T-ARAのメンバーが事務所社長に「休みがない」と訴えたように、劣悪な労働環境が問題視されており、性接待の疑惑も尽きない韓国芸能界。そこに、いじめというもう一つの闇が加わったことになる。

「T-ARAは一説には3億5000万円ともいわれる巨額の契約金で日本デビューを飾りました。デビューした昨年9月はフジテレビの偏向報道に端を発した“韓流バッシング”の直後だっただけに、セールス的にも数字を上げることが課せられたはずです。しかし、デビュー時こそ猫ダンスで人気が急上昇したものの、その後はKARAや少女時代ほどの勢いは見られない。そこで、このままいじめ説が広がり続けるよりは、話題づくりの一環としても彼女を脱退させた方が得策と判断したのでは、という推測もできます。ただ、どちらにしてもイメージダウンは免れないので、これで人気やセールスが上がるとは思えませんが……」(同)

 日本デビューから1年も経たないうちに、なにやら不穏な空気が漂ってきたT-ARA。とはいえ、脱退したファヨンはまだ19歳という若さなので、また違った形で輝きを取り戻してほしいものである。仕切り直しとなったT-ARAも、次はどんな話題で賑わせてくれるのか、期待したいところだ。
(文=津本ひろとし)

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