巨乳グラビアアイドルの手島優(29)が、これまで実年齢より2歳年下にサバを読んでいたが、本当は29歳だったことをテレビ番組で生告白した。今まで公称27歳だったが、実は8月27日に30歳の誕生日を迎える。年齢詐称の経緯として「デビュー当時は本当は21歳だった。でもグラビアは10代じゃなきゃ売れないと言われて19歳にした」と説明。自ら年齢サバ読みを志願したという彼女は「芸能界にどうしても入りたかった」と釈明した。
グラドルとして致命傷になりかねない告白だったが、ぶっちゃけキャラでバラエティーなどで活躍していることもあってファンの反応は温かく、ブログに600件以上の応援コメントが殺到している。
手島に限らず、芸能界でサバ読みは今も昔も当たり前に行われている。
手島と同じグラドルの夏川純(31)は、2007年に実年齢よりも3歳若くサバを読んでいたことを告白。かねてから年齢詐称疑惑があったが、同級生が卒業アルバムをスポーツ紙に持ち込んだことで言い逃れができなくなった。毒舌芸人・有吉弘行から「代表作は年齢詐称」と言われるほどサバ読みのイメージがついてしまい、今回の手島の一件でも各メディアで夏川の年齢詐称が蒸し返されている。
2010年に“角界のロボコップ”こと高見盛との交際で脚光を浴びたグラドルの松坂南(32)は、4歳サバ読みしていたうえに子持ちバツイチだったことが発覚。当時は公称25歳だったが、週刊誌の直撃を受けた実家の家族が「娘はもうすぐ30歳ですが……」と言ったことで年齢詐称がバレてしまった。さらに、10年前にデキ婚して5年ほど前に離婚していたことも判明。この事実を知らされた高盛見は「そ、そうなんだ……」と大きなショックを受けていた。交際も売名行為だった可能性が高く、高見盛の悲哀だけが残った印象である。
元SDN48の芹那(27)も、09年10月まで3歳サバ読みしていたことを公表している。多くの年齢詐称が「売れるため」であるのに対し、彼女の理由は「通っていた学校が芸能活動禁止の所だったのでバレないように」とのことだったようだ。
意外な形で年齢詐称が発覚したケースといえば、着エロ系セクシー女優の後藤麻衣(39)。過激すぎるDVDに出演したことで当局に逮捕され(不起訴処分)、当時公称31歳だったが、警察発表によって36歳の5歳サバ読みであることが判明してしまった。
他にも岡本夏生(2歳サバ読み)、ほしのあき(1歳サバ読み)、インリン・オブ・ジョイトイ(営業用プロフィールとして2歳サバ読み)などグラドル系は年齢詐称が多く、公表されていないものも含めれば相当な数になるだろう。
女優やタレントの間でも当然のようにサバ読みは行われており、一時期は芸能界における年齢詐称の最高記録となっていた三井ゆり(4歳サバ読み)をはじめ、大御所の森光子(3歳サバ読み)、舞台で役をもらいやすくするために年齢詐称した久本雅美(2歳サバ読み)、事務所が勘違いしていたという江角マキコ(2歳サバ読み)、デビュー時の詐称をそのままにしていた麻木久仁子(3歳サバ読み)などがいる。
数々の年齢詐称がある中で最高記録は、バスト103センチの“風船カップ”として話題になったタレント・小桜セレナ(42)。06年に元交際相手の部屋の玄関を破壊して室内に侵入し、暴行を加えたとして告訴されたが、入室に使ったとされるドアに空けられた穴が「巨乳過ぎて通り抜けられない」ことが証明され、東京高等裁判所で逆転無罪を勝ち取った。この際に、公称1979年生まれただった彼女が、実は1969年生まれで10歳サバを読んでいたことが判明。「テレビ番組の企画でファン公認でプロフィールを変更した」と小桜は説明し、本人の希望によって以後は本当の年齢で活動することになった。
芸能界だけでなく、水商売や風俗でも年齢サバ読みは常識となっている。売れるためや事務所の誤認、学校のルールなど理由は様々だが、若ければ若いほど女性がチヤホヤされる状況がある限り、今後もサバ読みは横行するのだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)