※イメージ画像：『ファスター・プッシーキャット キル！キル！』ハピネット・ピクチャーズ
合コンスタートから30分くらいは、探り合いの時間帯。女の子たちはどんなノリで来てるのか、どのくらい攻めていいのか、昨晩必死に考えた下ネタをいきなり披露しても引かないか、なんて、相手との間合いを図っていることがほとんどだろう。
しかし、こちらが慎重にすり寄っていこうとしているのに、いきなり男をガンガンいじってくる女性がたまにいる。たとえば自己紹介のところで「すべらない話してー」と言ってきたり、「B型？ じゃあ相性悪いね」と断言されてしまったり。こんな、いわば超ド級のS女が現れると、大抵男性メンバーはかき乱され、合コンはS女のソロリサイタル状態。和田アキ子が大ホールにもかかわらずマイクを遠ざけ、生声で歌ってしまうくらいの独壇場となる。その結果、S女以外の女性とはあまり距離を縮められず、終了後は男たちでタメ息混じりの反省会となってしまうことが多いのではないだろうか。
だが、反面でS女はグイグイ場を盛り上げてくれるというメリットもある。普通の合コンでは序盤でいかに男性が頑張るかがポイントになるが、S女がいると潤滑油の役割を果たしてくれる。そして何より、S女は意外に落とせる可能性が高いと筆者トビタは思う。だからこそ考えたい。超ド級のS女に対し、僕たちはどう戦うべきか。
まず、超ド級のS女と相対した時、男性の反応はおそらく2つに分かれるだろう。1つは「うわー、何だよコイツめんどくさい」といら立つパターン。もう1つは「そのSっぷりたまりません」と歓喜に沸くドMマン。もし後者であれば、対策など講じる必要はない。思う存分楽しんでもらえれば幸いだ。問題は前者のパターンである。多くの人はS女に遭遇すると主導権が握れずイライラするのではないか。そして「S女だけはないな」と考えるのではないか。
だが早まってはいけない。ターゲット候補からは外さずに次の質問をしよう。S女がSっぷりを発揮した直後を見計らって、他の女メンバーに「S子ちゃんって彼氏の前でもこんな感じなの？」と聞いてみるのだ。その時、どう答えるか。
男をいじりまくるS女の中には極度の照れ屋がいる。初対面の男にはついSキャラになってしまうパターンだ。そのような子は、いざ付き合うと態度が変わることも多い。こういうタイプの子を、序盤戦でSキャラだったからと手放すのはもったいない。
反対に、彼氏に対しても基本Sキャラという女性もいるだろう。そういうS子に対しては、シンプルだが、合コンでもっとも頻繁にいじられている男性が担当するしかない。とにかくS子のイジリを全体に波及させないことが大切だ。いずれにせよ、先述の質問を必ずして、相手の性格を確かめておこう。
