タレント同士が犬猿の仲で「共演NG」というのはよくあるパターンだが、タレント本人の意向とは関係なく、所属事務所が共演NGのお達しを出すことも少なくない。裁判などの問題を抱えたタレント、夜遊びが過ぎるタレント、手が早いタレントなどは論外だが、「あることないこと勝手にしゃべられて困る」として最近あちこちでNGとされているのが、俳優・塩谷瞬の「二股騒動」で時の人となった園山真希絵だという。
「彼女に関しては、ジャニーズ事務所から共演どころか交際NGリストに入れられたそうです。これは番組での共演のみならず、打ち上げやイベントでも決してウチのタレントと“奴”が接触しないように配慮しろ、というモノ。なぜそこまで彼女が警戒されるかというと、一度軽く挨拶しただけでも『友人です』と言い出しかねないからだそうです」(芸能関係者)
当初、「園山の親友」と報じられていた二股相手の冨永愛も、後になって「園山さんとはお友達でない」と言い出すなど困惑ぶりがうかがえたが、
「日テレの石田(葉山)エレーヌも、かつて一度店に行ったことがあり、そのときは邪険に扱われたのに、最近仕事で再会したら『お久しぶりです~』と親密そうに装われて『あの女、なんなの?』と怒っていたとか。何人もの男性にプロポーズされたとか、塩谷瞬とも結婚の話をしていたとかいう話もどうも胡散臭くて、テレビで喋れば喋るほど『虚言がイタい』とか言われてしまっていますね。もう一人、最近デキ婚した長谷川理恵も交際NGリスト入りを果たしたそうです。彼女の出した暴露本は相当な内容でしたからね……彼女と何かあろうものなら、第二弾を書かれかねない(苦笑)。絶対に近付くな、ということです」(前同)
園山や長谷川のような女性は特殊だが、ジャニーズは所属タレントとラブシーンを演じるような共演女優にも口やかましい。今でこそ既婚者もおり、恋人との目撃談なども多く出るが、表向きジャニーズアイドルは「恋愛禁止」。同棲はまだしも結婚に関しては30代でもNGを出されると言われている。こうしたジャニタレの掟によって、破局に導かれたカップルも少なくない。仕事を通じて美人女優やアイドルと知り合えば、恋愛に発展するのが常というものだが、その心配が薄いとしてジャニーズ事務所に重宝されてきたのが、堀北真希や黒木メイサ、桐谷美玲らを擁する芸能事務所・スウィートパワーだった。
同事務所はヤリ手の女社長を筆頭に、従業員は全員女性、所属タレントも大半が女性という女の園で、10代の若手女優は寮母つきの寮で生活することが決められており、タレント管理が徹底しているところがジャニーズ事務所に気に入られた所以だ。
ところが10代のうちに寮生活で徹底的に管理されていたぶん、抑圧された欲望が20代を迎えて噴出するのだろうか。黒木メイサはジャニーズ1の問題児、赤西仁とデキちゃった結婚。桐谷美玲もKAT-TUN亀梨和也の追っかけだったというウワサがあり、現在Webで公開されているドラマ『シニカレ』(NOTTV)で共演中のKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔と“イイ感じ”だという。スウィートパワーとジャニーズ事務所の蜜月は脆くも崩壊し、現在はむしろ共演NGゾーンに突入しそうだというから穏やかでない。
最後に、ジャニーズ事務所に限らず、「自社タレントと共演させたくない」のが、やはりスキャンダルの渦中にいる沢尻エリカと美元だという。
「美元は園山と同様に『寄生されたら面倒くさい』タイプ。本人は女優としてやっていきたいと強く望んでいて、そのために目も二重にしたそうですが、離婚裁判が一段落しても彼女を起用できる作品なんてないでしょう。目もストレスで一重に戻ってしまったようですね……。沢尻については言わずもがな。主演映画の公開が迫っているのに宣伝活動に一切協力しない、おまけに大麻愛好家疑惑にエイベックス社長の愛人疑惑と、白いトコロを探す方が大変なほど真っ黒いイメージがついています。彼女と一緒に遊び歩く仲間で“沢尻会”を結成している、なんて数年前に言われましたが、メンバーとされた女優たちはいい迷惑でしょうね。沢尻のパシリと報じられていた中川翔子は『お会いしたこともない』と言い訳していましたよ」(前同)
沢尻と共演すると、彼女の持つ悪いイメージに引きずられるほか、もうひとつデメリットがある。沢尻が話題をいくつも抱えている以上、仮に沢尻が脇役でも、常に彼女にばかりスポットが当たる状態になってしまうのだ。これでは他の女優も面白くないだろう。それにしても、「共演させたくない」と口々に言われる面々をあらためて見てみると、やはり週刊誌の取材で余計なことを口走ったり、必要以上に自分について語り過ぎたりといったところが共通している。結局、「ワイドショータレント」は視聴者を楽しませてはくれるが、そうでない芸能人にとっては迷惑なだけなのかもしれない。