指原騒動の影響で動画の「ハメ撮り」から音声の「ハメ録り」へ移行!?

※イメージ画像 photo by Teen Steam from flickr

 思いのほか続いた二股恋愛騒動が収束したかと思えば、人気アイドルグループメンバーのプライベードなセミヌード画像の流出により、話題はいっきにそちらへ移ってしまった。いやはや、芸能ネタとはこんなにも移り変わりが激しいものかと、ある意味感心させられた。

 二股恋愛騒動の際は、一般人でも「自分もバレないように気を付けねば!」と、ふんどしを締め直した人もいたかと思うが(※)、今回の画像流出騒動でも、「そういえば、過去に撮ったハメ撮り画像は大丈夫だろうか」と、不安を抱いた人もいるだろう。
(※https://www.menscyzo.com/2012/05/post_4041.html

 ハメ撮り画像に不安を抱えているのは、男性よりも女性のほうが圧倒的多数である。女性は、性的興奮を得る手段として、視覚を重要視しない。セックスの際に、相手女性から、「貴方のペニス写真を撮らせて」とねだられた男性はほとんどいないだろう。反対に、視覚で性的興奮を高める男性は、女性に対してハメ撮りを求めることが多い。女性側も、男性が視覚で興奮するということを熟知しているので、二つ返事でOKしてくれていたというわけだ。

 しかし今後は、これまでハメ撮りに柔軟な姿勢を求めていた一般女性たちも、警戒を強めることが予想される。過去には、恋人とのハメ撮り画像を保存していたパソコンがウイルスに感染したことにより、本名や素顔が不本意に流出してしまうという事件もあったので、芸能人でなく一般人とて用心するのは当然のこと。オトコとしては、なんとか女性側の警戒心を和らげ、これまでどおりハメ撮りを楽しみたいものだが、画像流出騒動がこんなにも大きくなってしまった今、「写真撮らせてよ」という言葉は、かなりハードルが高いものになってしまった。

 こういった世の中の流れを受けて、「ハメ撮り」から「ハメ録り」にシフトチェンジする人々が増えつつあるという。

 「ハメ録り」とは、セックス声の録音のこと。気になるのは、視覚で興奮を高めるオトコという生き物が、果たして聴覚で興奮できるのかという点。これに関しては、個人差もあるだろうが、「聴覚でも興奮できる」という男性も少なくないようだ。実際に「ハメ録り」を実践した男性によると、セックス声を録音し、後日オナニー時に、オカズ用のグラビア雑誌を見ながら、あわせて流すと、極上の興奮が得られるのだという。また、クルマの運転中に再生しているという男性も。眠気覚ましに最適とのことなので、日常的にクルマを運転する人は、「ハメ録り」を取り入れてみるのも一興だろう。

 次に、「ハメ録り」の手段だが、本格的なボイスレコーダーを用いている人はごく少数だった。仕事柄、会議の記録用にボイスレコーダーを所有しているという人も、「万が一、会社での会議中にボタンを押し間違えたら……」ということを考えると、うかつに使い回しは出来ないようだ。では、何を使うのかというと、携帯電話の録音機能。この部分は、「ハメ撮り」と共通している。「ハメ撮り」でも、本格的なデジカメを使用しているという人は意外と少なく、携帯電話のカメラ機能を駆使しているという人がほとんどだった。「ハメ撮り」も「ハメ録り」も、デジカメやボイスレコーダーを取り出してしまうと、「そこまでして……」という印象を女性に与えてしまい、引かれることがあるようだ。その点、携帯電話なら、軽いニュアンスで取り入れることが可能である。

 「ハメ録り」のメリットは、なんといっても女性たちが気軽に応じやすいという点である。音声の場合、画像と違って、本人だということがバレにくい。仮に流出してしまったとしても、知らぬ存ぜぬを通せば、シラをきることができるというのは、女性にとっては大きな安心材料なのだろう。むろん、専門機関の声紋鑑定にかけられれば、一発で特定されてしまうだろうが、一般人のセックス声程度なら、そこまで追い詰められることはまずない。

 「ハメ録り」が流行の兆しを見せつつある背景には、ほかにも様々な要因が絡んでいる。電子書籍を少女の声で朗読してくれるコンテンツや、官能小説を朗読する「朗ドル」と呼ばれるAV女優の活躍、さらにはエロボイス付きのオナニーホールなどが、世の男性に与えた影響も大きいのだろう。聴覚での興奮が、視覚での興奮を上回るとは思えないが、画像流出騒動が沈静化し、ハメ撮りに対して柔軟な風潮が戻ってくるまでは、「ハメ録り」に新たな刺激を求めてみては如何だろうか? 
(文=菊池 美佳子)

men's Pick Up