右『Saeko One&only 「私は私」。ルールに縛られない、おしゃれな生き方』集英社
テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手との離婚協議が長引き、養育費や慰謝料をめぐるいざこざが報じられたことですっかり“銭ゲバ”のイメージが定着した、モデルでタレントの紗栄子。離婚後も、3カ月前に撮ったダルビッシュとの2ショット写真をブログに掲載し、「離れても彼はずっと私の大切な人」とコメントするなど、そのしたたかさには「紗栄子こえぇぇぇ」「計算高すぎるwww」などの声が続出した。
以前「週刊女性」(主婦と生活社)が発表した「女が嫌いなママタレ」ランキングでも、辻希美を抑えて堂々の1位に輝いており、25歳にして完全に嫌われキャラを確立した感がある。
しかし、ここにきて強力なライバルが出現した。6月3日に実業家の楠本修二郎氏とできちゃった結婚したタレントの長谷川理恵である。長谷川は8日に自叙伝『願力 愛を叶える心』(マガジンハウス)を出版したが、その中で婚約指輪のダイヤに「あ、小さい」とガッカリ、それを夫に伝えて激怒されたというエピソードを披露。その結果、ストレスによって急性胃潰瘍になった楠本氏は吐血したというから驚きだ。
また、石田純一や神田正輝など歴代の彼氏たちの言動をはじめ、確実に本人たちがバラされたくないであろう秘密を暴露。そういった一連の流れに、女医の西川史子が「何でこのタイミングで本を出さなきゃいけないか分からない」、「結局、賞味期限が切れて結婚したのかな」などと辛らつなコメントを投下するなど、いまや長谷川は“嫌われ女”の新帝王になりつつある。
「瞬間風速的には、長谷川のほうが勢いがあるのは確かでしょうね(笑)。以前から、タレントとしても女優としても実績らしい実績が見当たらず、“男の話題だけで生き延びてきた”とささやかれていただけに、女性からの支持は得られにくい。ましてや、付き合っていたときのことをバラすなんて、男にとっては“地雷”です。あの自叙伝で、男女問わず嫌われ度は格段にアップしたと思います。一方の紗栄子は月200万円ともいわれる高額な養育費を勝ち取ったため、なにをやっても『ダルの金で』『セレブ気取り』と批判される始末。同じ土俵に乗ってきた長谷川に妙なシンパシーを抱いているかもしれませんが、現在妊娠中の長谷川は、今後ママタレとしても競合する相手ですからね」(芸能ライター)
それを牽制するかのように、紗栄子は21日にオフィシャルブログで「TVとブログや、雑誌とブログを連動させるのも好きだけど、TVと雑誌をリンクさせるのも、ちょっとハマりそう♪」とコメント。「今の私は雑誌がメインで活動しているけど、ちょっとだけ活動の比率を変えてみたりしようかな」と、今後テレビでの露出を増やしていくような発言をしたのだ。これにはネット上で、「とことんまで上から目線だな」「なんだ、その“仕事選んでます”感は。そもそもそんなに需要あるのか?」などの声が上がっており、相変わらず安定した嫌われっぷりを披露。炎上の早さと批判の多さでは格の違いを見せつけた。
「かたやバツイチ、かたや新婚と立場は違いますが、両者に共通しているのはある種の図太さ。男を利用することに迷いがない姿勢は潔いほどです。特に、もともとダルビッシュとのデキ婚で名を上げた紗栄子としては、元夫が活躍しているうちにメディアに出ておきたいでしょう。今後、ダルビッシュがオールスターに選出されたり、最多勝などのタイトルを取ったりすれば、誰に聞かれなくても『おめでとう!有くん!!』『ずっと応援してたよ』とコメントすることは確実。そして、また炎上するという流れが目に見えるようです(笑)。彼女はコスメのプロデュースをするなどファッション関係のビジネスを進めているので、それで注目が集まれば悪くはないといった感じなのでしょう」(同)
確かに、嫌われることで両者の知名度は以前とは比べ物にならないほど上がっている。そのあたりもとことん利用するのが、悪女たる由縁だろうか。そんな彼女たちが今度はどんな手で世間を賑わせてくれるのか、目が離せそうにない。
(文=津本ひろとし)