謎の休養を発表した沢尻エリカ(26)。休業理由をめぐって様々な憶測が飛び交う中、24日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が6ページに渡る特集で彼女が“大麻中毒”であると報じている。
約5年ぶりの主演映画『ヘルタースケルター』(7月14日公開/蜷川実花監督)でバストトップもあらわなオールヌードを披露し、完全復活を果たしたかと思われエリカ様。ところが、今月15日に休養を突然宣言し、同作のPRを活動を全てキャンセルした。またワガママ病が再発したかとあきれられていたが、その裏には思わぬ“闇”があったようだ。
休養発表前の4月下旬、路上で直撃した「女性自身」(光文社)の記者に「名刺出せ! 早く出せって言ってんだろ!」「うるせぇ! ウゼーんだよ!」と通行人が振りかえるほどのボリュームで怒鳴り散らすという騒動も報じられていた。大声ではあるが口調は棒読みで、ひとしきり怒鳴ると急に笑顔になってタクシーに乗り込むという奇行ぶりだったという。
文春の記事では、この背景に“薬物”が絡んでいると指摘し、その決定的証拠を掲載している。その証拠とは、沢尻の本名である「高城エリカ」の名が記された契約解除の通知書。送り主は当時の所属事務所スターダストプロモーションの担当弁護士だ。2009年9月、沢尻は「重大な契約違反」を理由にスターダストを解雇された。その通知書を文春が入手したようだが、そこには以下のような衝撃的すぎる言葉が記されている。
「本解除は、平成21年9月10日に本人同意のもと薬物検査を実施したところ大麻について陽性反応が示され、本人は大麻使用の事実を認めた上で、今後大麻の使用を止めることはできない旨を表明したことなどが、専属契約の第9条に該当することによるものです」
当時、押尾学や酒井法子が薬物事件で逮捕され、芸能界は薬物パニックに陥っていた。野外音楽パーティーやクラブでの奇行が知られていた沢尻にも疑惑の目が向けられ、スターダストを解雇された理由は「薬物検査を拒んだからではないか」と推測されていた。しかし、この通知書が本物であれば、実際は検査を受けて陽性反応が出たうえで、大麻の使用をやめないと表明したために解雇されたことになる。
大麻は現行犯でしか逮捕されないため、これが事実だとしても法的責任を問うことは難しい。だが、09年まで大麻の使用を続けていたことを裏付ける動かぬ証拠ではある。
「この通知書は、離婚協議中の夫・高城剛サイドから流出した可能性が濃厚。彼女や業務提携先のエイベックスと彼は長らく揉めていましたが、何らかの行き違いや交渉の決裂によって流出させたのでしょう。おそらく、沢尻の弱みとなる爆弾は他にも用意されている」(芸能関係者)
文春の記事では、現在も大麻を使用している疑いがあるとして、沢尻の新恋人とも報じられたスペイン・バルセロナの大麻インストラクター・セルジオ氏を直撃。一昨年から沢尻はプライベートで度々スペインを訪れており、セルジオ氏と密会を重ねていたという。セルジオ氏は取材に対し、あっさりと沢尻の大麻使用を認め、人妻である彼女とただならぬ関係になったことを明かしている。さらにセルジオ氏は、仲良くなってから週に3、4回会うようになり、「会う時は毎回必ずマリファナを吸った」と証言している。沢尻は会った当初から彼が驚くほど大麻に詳しく、セルジオ氏の自宅などで開かれた大麻パーティーにも参加したという。
大麻は身体的な依存性が低く、文春が見出しに使ったような「大麻中毒」という症状は一般的には存在しない。だが、わざわざ当時の所属事務所に「大麻をやめない」と宣言したとすれば、精神的な依存状態になっている可能性はある。現在も依存から抜け出せていないとすれば、最近の奇行続きも納得できるだろう。休養の理由は薬物絡みなのか、記事が出ることを見越してだったのか。いずれにせよ、この記事によって沢尻の女優生命は再び大きなピンチを迎えたといえる。
「刑事事件に発展しなくとも大麻を吸っていたことが事実なら、主演映画の『ヘルタースケルター』がお蔵入りになる危険性もある。スターダストとエイベックスは良好な関係にあり、沢尻の復帰に際して十分な話し合いがあったはず。当然、解雇理由も上層部に伝わっていたはずですから、薬物使用の事実を知りながら業務提携したとなれば、エイベックスも責任を問われるでしょう」(前同)
以前からささやかれていた薬物疑惑がついにハッキリとした形で表れてきた沢尻。「別に…」騒動を超える苦しい状況に立たされることになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
『L et M わたしがあなたを愛する理由、そのほかの物語』
狂想曲はまだ続くの!?