人生とは、勝負の連続だ。見知らぬレストランで料理を注文する時、素人モノのAVを借りる時、オナニーをいつもと違う手でやってみる時など、当たり外れの確率が共存する中で一歩を踏み出さなければならないシーンはいくらでもある。その結果、料理がまずかったり、出演していた素人が好みではなかったり、微妙なオナニーになってしまったりと、負けることも多い。男女の色恋沙汰も同じだ。デートに誘う時や告白をする時など、様々な勝負が待ち受けている。
なかでも危険な勝負となるのが、付き合ってもない子にハグやキスを迫る時。いわゆる「手を出す」瞬間だ。まだ1回や2回しかデートしておらず、相手の気持ちも確かめていないけれど、とにかくヤリたくて仕方がない。そんな時につい手を出してしまったことのある男性は多いだろう。
もちろん勝てば官軍。何度もデートする過程をすっ飛ばしてエッチにたどりつけるのだからこれはオイシイ。しかし、負けた時は悲惨。女性が元からその男性を恋愛対象として見ていなかったための拒否ならあきらめもつくが、つらいのは、告白せずに手を出したことに女性が腹を立てた時。そもそも2人でデートするくらいだから、女性だってそれなりに男性のことを気に入っているわけで、そのまま無難にデートを重ね告白すれば相手も了承して、いずれは下半身をドッキングできたのに、順序を無視し軽率に手を出したせいで一気に嫌われてしまう。これは性欲の高い男性には心当たりのある話だろう。
だからこそ、告白せずに女性に勝負して負けた時、僕たち性欲男性はどうリカバリーすべきか考えたい。何とか2人の関係を挽回させることはできないものか。
まず、女性に手を出す前にやっておくべきことがある。それはデートの中で次の約束を取りつけること。そしてその内容は「車でドライブ」や「遊園地へ行く」など、なるべく親密なものにするように。こういう約束を取り付けることで「この人とはたぶん付き合うんだろうな」と女の子に自覚させておくことが大切だ。
とはいえ、そんな約束を取り付けても、いざ勝負したら負けてしまうことはある。手を出した結果「軽い」、「早すぎる」、「付き合ってないのにあり得ない」などといわれるのが大体のパターンだろう。そんな時、筆者トビタとしては「我慢できなかった」と真剣に訴えることをオススメしたい。つまり、手を出した言い訳として「○○ちゃんと2人でいたら我慢できるわけがない」と、恥ずかしいセリフを何度も言うのだ。
「今までこんな風に手を出した経験はない。今日が初めて」と付け加えてもいい。そう簡単に女性は信じないので、とにかく真剣に。「我慢できなかった」自分をアピールすることで、女性の気持ちを「コイツ軽い」から「こんなに好かれているんだ」へとすり替えたい(容易ではないが)。手を出した事実どうこうより、我慢できなかった理由をいくつも並べることで「それだけ○○ちゃんが好き」だとアピールする時間にする。手を出す前に、どんなアピールをするか頭の中で描いておくのも大切だ。また、女性としては「私のこと大切じゃないの?」とか「遊びだったの?」と言いたくなるところだが、ここで先ほどの「次の約束」が効いてくる。本当の遊びだったらあんな約束はしない。
とはいえ、手を出して失敗した後に信頼を取り戻すのは容易ではない。しかし、いやだからこそ「必死に」食らいつくことが重要。真剣さをアピールするしか術はないのだ。
ただし、その流れで勢い余って告白するのは絶対にダメ。女性が「好きなの?」とか「本気なの?」と聞いてきたら答えてもいいが、手を出した言い訳のなかでこちらから「○○ちゃんが好き。付き合いたい」と言うのはほぼ破滅を意味する。「手を出した流れで告白」は、女性にとってそれこそ「軽い男」以外の何物でもない。
言い訳の流れが一通り済んだらすかさずお冷を頼もう。そしてトイレに頻繁に行こう。つまり「自分はかなり酔っている」アピールだ。ただし自ら「酔いすぎた」「お酒のせいで手を出した」などと言ってはいけない。むしろ「酔ってないよ、大丈夫」と言いながら、誰がどう見ても酔っ払っている感じが理想。「自分が思っている以上に酔っている」ように見せたい。
その後は手を出した件についてなるべく話さないこと。帰り際や後日のメールで「軽率な行動取ってごめんね」というのはむしろウソくさい。言い訳するのは手を出した直後だけにしておいて、あとは次の約束について話を詰めるのが良いだろう。手を出したことで相手に約束を破棄されないよう、なるべく具体的に。
また、手を出して負けたからとすぐに解散も絶対ダメ。なるべく長い時間話して、気まずさをその日のうちに取り払わなければならない。そして無事に次のデートが実行されたら今度は絶対に手を出さないこと。いくら相手がOKな素振りを見せてもダメだ。また、その時も「前回のことがあるから」とか「今日は我慢する」とは言わないこと。これもやはりウソくさいからだ。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」)
トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。
『土下座人妻ナンパ特別編 気高い高級熟女6人の女陰が疼くふしだらな素顔に涙とスペルマ 悶絶のドキュメントVOL.8』
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