6月6日に東京・日本武道館で行われる「第4回AKB48選抜総選挙」。8月に発売される通算27枚目のシングルを歌うメンバーをファン投票で選ぶイベントであり、姉妹グループ含め過去最多となる237人が投票対象になる。過去3回は予想通りのメンバーが選ばれる傾向にあったが、今回は前田敦子の不出馬によって混戦になることは必至。注目度も過去最高となっており、フジテレビが本物の選挙特番さながらに同イベントを生中継することが決定している。
まさに“国民的関心事”といえるほどのイベントだが、その裏で買収行為が横行しているとの疑惑が浮上した。タレントで作家の松野大介(48)が自身のTwitterで、以下のように暴露したのだ。
「知り合いがAKBの無名メンバーの家族から、携帯で登録するかして『総選挙で〇〇に投票してほしい。すぐ退会していいから』と頼まれ入会料含む千円渡された。それって選挙違反だろ(笑)。AKBは、原発推進でもTPPでも『力ある集団、長いものに巻かれてマスコミを統制する』日本を象徴してる」
実際の選挙と違って厳密な規約があるわけではないので、これが事実だとしても違反行為ではない。だが、公正な人気投票であるという建前が崩壊するような不適切な行為であることは確かだ。
ネット上では「やっぱり不正があるのか」「AKBならあり得る話」「ガチといっていたのに裏切られた気分」といった批判が起こった。一方、AKBファンは、松野がモーニング娘。らと同じアップフロントエージェンシー所属であることを指摘し、「事務所にAKBの悪口を書けと命令されたのか」といった反論をしている。
実際、この暴露のような不正は行われているのか。
「元々、AKBの総選挙はファンに何十枚もCDを買わせて投票数を競わせる“金権選挙”です。今さら買収の話が出たところで驚きはないし、それが運営の狙いでもある。前回の選挙では、事務所ぐるみでCDを大量買いし、自分たちで投票しているケースもあった。家族が知り合いに頼む程度なら可愛いものですよ」(芸能関係者)
実際の選挙でも、知り合いから急に「○○党に投票して!」という連絡が入ることはあるが、AKBの総選挙も現実の選挙に近付いてきたようだ。そうなると、国民の選挙離れが起きているように、AKBの総選挙も近い将来に投票率が低下してしまうかも……。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
とりあえず見ときなよ