『とくダネ!』新キャスターに菊川怜のナゼ 露呈したフジテレビの人材不足

rare_kikukawarei.jpg※イメージ画像:『rare.―菊川怜写真集』ワニブックス

 女優の菊川怜(34)が、朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)の新キャスターに7月から就任することが発表された。現在出演中の中野美奈子アナ(32)が6月末に同局を退社するため、以前から後任が選考されていたが、局アナではなくタレントの菊川が起用されることになった。

 メインキャスターを務める小倉智昭(64)と女性キャスターの掛け合いは名物となっており、菊川は初代の佐々木恭子アナ(39)、2代目の中野アナに続く3代目。 東大工学部出身の菊川は、2002年から09年まで報道番組『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)のキャスターを務めた経験もある。

 経歴やキャリアは申し分ない菊川だが、ネット上では「菊川大嫌い。7月から見るのやめるわ」「東大卒ブランドは飽きられてるだろ」「主婦受けが悪そう」などと酷評されている。そもそも、なぜ彼女がキャスターに起用されたのか。

「後任の最有力だったのは、カトパンこと加藤綾子アナでした。しかし、彼女がキャスターを務めている『めざましテレビ』サイドが異動に難色を示してご破算になった。他の女子アナも選考に加えられたのですが、意外にもキャスターを務めるだけの実力と人気を兼ね備えたアナウンサーがいなかった。後任の選考が難航していた時に、高額だった菊川のギャラがダンピングされたことや事務所の強烈なプッシュもあり、彼女に白羽の矢が立った」(テレビ関係者)

 『めざましテレビ』と共に同局の看板番組になっている『とくダネ!』は、同時間帯の月間視聴率15カ月連続首位という記録を更新中。ワイドショー的なネタだけでなく報道ニュースも扱うため、下手な女子アナを起用するわけにはいかない。しかも、メインは一癖も二癖もある小倉。彼の暴走を止めながら気のきいたコメントを挟むという荒業を、毎日こなすことができる人材は限られてくる。

 しかし、女子アナ王国と呼ばれるフジテレビが人材不足とは思えないが…。

「フジの女子アナはアナウンサーというより、バラエティータレントの代替品といったタイプが多い。局もそういう方向でアナウンサーを育ててきた。そのため、ニュース番組をこなせる女子アナは思った以上に少ない。絶対的エースだった高島彩や、安藤優子キャスターから目をかけられていた長野翼が寿退社したのも痛かった」(前同)

 看板番組の司会から自局のアナを外すという情けない事態は、ビジュアルと愛想だけが取り柄のおバカアナを量産してきたツケということか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

『アナコレ2012 女子アナハプニング 2012年 06月号』

 
小倉さんの隣は大変だよ

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