二股交際問題の渦中にある俳優・塩谷瞬(29)。20日発売の写真週刊誌で人気モデル・冨永愛(29)との手つなぎデートを報じられたが、彼は料理研究家の園山真希絵(34)とも交際中であり、二人に結婚を申し込んでいた。冨永と園山は友人同士。園山と交際1カ月で彼女の友達に手を付けた形だ。
報道を知った園山が冨永に確認し、二股交際が発覚。冨永はテレビに生出演し、「二人同時に結婚を申し込むというのは、人として許せない行為」と怒りをあわらにした。二股交際問題で大騒ぎになる中、塩谷は1日にマスコミ各社にファクスで送った謝罪文で「二股交際、結婚の話は事実です」と報道を認めた。
写真誌報道の翌日、塩谷は園山に土下座で謝罪したが、許されるはずもなく破局。一部報道によると、塩谷は冨永にも土下座をしたが平手打ちされ、三行半を突きつけられたと報じられている。
騒動はこれだけで終わらず、24歳の一般女性が「わたしも塩谷さんに結婚を前提にした交際を申し込まれた」と名乗り出た。さらに他にも二人の女性が名乗り出ており、これが全て事実なら5股。“結婚詐欺師”ばりのデタラメ男であるが、塩谷は否定している。
明らかに塩谷の身から出たサビである今回の騒動。だが、彼は以前から「結婚しよう」が口癖といわれるほどのプレイボーイだと一部で評判だった。にもかかわらず、今までウワサが表に出ることなく、今回に限ってスキャンダルが次々と噴出したのはナゼか。
「一昨年、彼は大手事務所スターダストプロモーションから独立し、個人事務所を設立しました。今までは事務所の力で守ってもらえましたが、独立してからはスキャンダルの火消しはしてもらえない。それを分かっていなかったのか、同じことを繰り返して大ヤケドしたのが今回の騒動。さらに、大手からの独立ということで業界内に彼を快く思っていない人がたくさんいますから、叩かれ放題になる」(芸能関係者)
他のタレントも塩谷叩きに続々と参戦し、テリー伊藤(62)は『サンデー・ジャポン』(TBS系)で「ロクでもない男」とした上で、「金が大好きな男。金のニオイがするところにどんどん行く」ともコメントした。また、ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)で塩谷と共演した泉谷しげる(63)は「ロケ地(沖縄県与那国島)の女に手を出して空港でキスしてやがった」と暴露。続けて「演技がヘタで十何回やってやっとセリフが出てきてね」「(芸能界)追放だ、追放。もう役者やんなくていいよ。もともと才能ないんだから」と切り捨てた。
確かに塩谷の二股は許されるものではないが、人格否定だけでなく、本業の芸までけなされるというのは異常な気もする。
「メディアにとっても、後ろ盾のない塩谷はイジリ放題のおもちゃ。大手に所属したままなら、こんな形にはならなかったはず。塩谷は自分の不徳が原因で、大手の影響力の大きさや芸能界のオキテを思い知ることになった」(週刊誌記者)
イケメン俳優の登竜門である特撮ヒーロー番組でデビューし、主演映画『パッチギ!』(2004年/井筒和幸監督)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得するなど、着実にキャリアを積み上げていた塩谷だが、今や芸能界追放の声も上がるほどの苦境に立たされている。
常にスキャンダルを狙われる芸能人。後ろ盾のない状態で芸能界を生き抜くには、塩谷は少々やんちゃ過ぎたようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
忍びきれなかった?