遺恨勃発!? 「ミッツVSはるな」はマツコ追撃の狼煙か

mittu0418main.jpg※イメージ画像:来夢来人「ミッツママ」の部屋 – Mitz mangrove HP ~ミッツ・マングローブ

 4月18日発売の東京スポーツ新聞が「はるな愛は裏切り者」と題して、ミッツ・マングローブ「怒りの衝撃告白」を一面で掲載している。記事によると、18日にそれぞれ新曲をリリースしたミッツとはるなが、水面下で合同イベントを計画していたものの、はるなの一方的なNGによってお流れになってしまったという。それに対してミッツが憤慨。東スポの取材にミッツは「相当なものを失ったわね」と、はるなに向かって決別宣言をしたというものだ。

 奇遇にも同日発売となった新曲に合わせて、双方の関係者が2人揃ってのイベントを画策するも、実現には至らなかったという当該の騒動。東スポは、事の真相を、正確な理由はわからないとしながら、関係者からの証言として、「はるなサイドは日本でなく、アジア制覇に目標を切り替えたのではないか。2009年にはタイで行われたオネエの世界コンテスト『ミス・インターナショナル・クイーン』で優勝して、アジア圏での知名度は抜群ですからね。土壇場でミッツを裏切ったんですよ」と掲載。はるなが「“抜け駆け”を図った」のではないかと指摘している。

 さらに東スポはミッツ本人を直撃。ミッツからオカマの世界にあるらしい格言「固い団結、すばやい裏切り」という言葉を引き出し、はるなの新曲「もっと愛を」(ユニバーサルミュージック)について、「はるなの神経の図太さは相当なの。私にははるなみたいに『自分を愛して~』なんて、できないもの。人に愛を求めるなんて責任重大よ」と2人の間に深い溝があることを示唆する発言を掲載している。

 今のオネエブームのさきがけとして、2008年に“エアあやや”でブレイクしたはるな愛。マツコ・デラックス、クリス松村、IKKOといった現在幅広く活躍するオネエタレントたちも、彼女の存在がなかったら、ここまでメディアに露出することもなかっただろう。そんなはるなにしてみれば、それこそ二番煎じ三番煎じに過ぎないミッツなどと同じ扱いを受けるのは、心外なのかもしれない。ミスコン優勝経験を持つはるなにしてみれば見た目からして「私は違う」と思っている節はあるだろう。

 しかし、そんなはるなもここ最近のテレビ露出は下降気味。その要因は、もちろんマツコ・デラックスの台頭にある。テレビのレギュラー8本に、雑誌連載5本を抱え、CMは3本持ち、今春スタートのドラマ『三毛猫ホームズの推理』(日本テレビ系)では化け猫役で出演中。各局とも特番ではマツコを随所に起用するほどの売れっ子ぶりを見せている。そんなマツコの多忙ぶりを象徴するのが、先日、約20年ぶりの復活放送で話題になった『クイズダービー2012』(TBS系)だった。

 同番組では、同じ事務所に所属するくりぃむしちゅーの上田晋也が司会ということもあってか、マツコも当然のように出演。しかし別の仕事があったという彼女は、やむなく収録の途中から参加。マツコは有田哲平と同じ回答者席に座るという形式だったため、番組の進行に支障はなかったものの、有田の隣に「マツコ・デラックス」の姿を形どったプレートが浮かぶ様子は興ざめだった。それでも番組側からすれば出てもらいたいタレントなのが今のマツコの人気ということだ。

 オネエブームの火付け役となったはるな愛だが、今その頂点にいるのは間違いなくマツコ・デラックスだ。そもそもゲイという人々や性同一性の人々が同じように分類されていいのかはさておき、一般の視聴者が彼女たちのことを一概に「オネエ」と呼んでいるのは間違いない。ただ、その複雑に入り組んだ事情ゆえ、オネエ内のいざこざは世間の注目を浴びる。今回、東スポが報じた「ミッツVSはるな」という遺恨騒動も、マツコに差をつけられたはるなとミッツが、世間の注目を集めようとして画策したことかもしれない。オネエの団結力は侮れない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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