歌手の小林幸子(58)の個人事務所で内紛が発生し、年末の紅白歌合戦への出場に黄信号がともるほどの事態に発展している。
3月末、小林の個人事務所「幸子プロモーション」から、長年に渡って小林を支えてきたマネジャー兼事務所社長の女性と女性専務が退社。小林本人が後任社長に就任した。だが、双方が弁護士を立てて争うという泥仕合になっている。
30年以上にわたる両者の信頼関係に亀裂が入ったのは、昨年秋に小林が医療関連会社社長の林明男氏(49)と結婚したころから。元社長側によると「結婚してから(小林は)変わった。ご主人が仕事に口を挟むようになって、小林さんがご主人に賛同するようになり、関係にズレが生じた」という。
決定打となったのは今年2月にあった口論。ド派手な演出が風物詩となっている紅白歌合戦の衣装代をめぐり、林氏が「なぜこんなに高いのか。三分の一程度の金額でできるのではないか」と経費の使い方に異議を唱えた。元社長は「衣装というより舞台装置として事故のないように万全を期すためには必要な額」「素人は口を出さないでほしい」などと反論。
さらに元社長が「安くできるというなら、あなたがやってみれば」と言い放つと、林氏は「ではあなたは辞めるんですね」と返し、元社長は「いいですよ」と答えた。双方が感情的になった末の売り言葉に買い言葉といった口論で、元社長は辞めるつもりはなかったが、後日に小林から退職を迫られたうえに弁護士を立てられたという。元社長側は「退職金なしの不当な解雇だ」として、双方が弁護士を立てる事態になった。
「口論があったという2月頃から、一部で元社長が経費を使い込んでいるというウワサが流れていました。元社長は否定していますが、林氏は彼女を信用していないらしく経費を細かくチェックしていた」(芸能関係者)
芸能人の親族が事務所経営に口を出して経営陣と衝突するケースは珍しくないが、この争いは単なるお家騒動に収まりそうもない気配だ。元社長はNHKと太いパイプがあり、彼女の退社は小林の仕事に大きく影響してくるという。
「紅白歌合戦の規格外の衣装は、元社長の巧みな交渉術があったゆえに生まれたものでした。NHKからの信頼も厚く、彼女抜きで以前のように紅白の段取りを組めるか疑問です。同じく退任した元専務も、小林の地方公演を一手に仕切っていたヤリ手の人物。演歌歌手の生命線である地方公演は、各地のプロモーターや有力者とのつながりが大事ですから、こちらも彼女の協力なしでやっていけるのかどうか……。紅白だけでなく、芸能活動の危機といえる状況だといえるでしょう」(前同)
もはや年末に欠かせない存在となった紅白歌合戦の「メガ幸子」。ネット上でも「RPGのラスボスみたい」「ガンダムより強そう」などと必ず話題になっているが、もうあのド派手衣装は見られなくなるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
どうなる紅白!
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