女優の夏菜(なつな=22)が、10月から始まるNHKの朝の連続テレビ小説『純と愛』のヒロインを務めることが発表された。過去に2度、朝ドラのオーディションに落ちていた夏菜は、3度目の正直でヒロインの座を勝ち取った。
同ドラマは大阪市大正区と沖縄・宮古島を舞台に、宮古島出身のヒロイン・狩野純が大阪で夫となる男性と出会い、理想のホテルづくりに取り組むというストーリー。脚本は『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で大ヒットを飛ばした遊川和彦氏(56)が担当する。
現在放送中の『カーネーション』が高視聴率を叩きだし、4月スタートの次回作『梅ちゃん先生』も堀北真希(23)が主演することで話題になっており、『純と愛』のヒロインである夏菜も注目されることは間違いないだろう。
だが、夏菜の起用に首をかしげる業界関係者もいるようだ。
「『ピカルの定理』(フジテレビ系)出演などでバラドルのイメージがついていた夏菜は、NHKの朝ドラに合わない気がしますね。無名女優を主演に抜擢してきた同ドラマ枠は、近年は既に知名度のある女優を起用する傾向にありますが、それにしてはネームバリューが中途半端に思えます。オーディションでは事務所のプッシュが強烈だったようですが……」(芸能関係者)
夏菜といえば、映画『GANTZ』(2011年/佐藤信介監督)でお尻丸だしのヌードを披露し、テレビ番組では「実家では、風呂上りは身体が乾くまで全裸で過ごす」と語るなど、奔放な印象もある。確かにNHKのイメージにそぐわない気もするが……。
「『カーネーション』のヒロインを務めた尾野真千子は、映画『真幸くあらば』で全裸オナニーシーンを演じていますし、映画『殯の森』では上半身ヌードも披露しています。作品で脱いでいるぶんには、ヒロインとして問題ないのでしょう。夏菜はビジュアル先行に思われがちですが、業界では演技力の高さが評価されていますし、NHKが欲しがっている若者層の視聴者を引き込む魅力もある。このドラマでハクがつけば、『GANTZ』で見せた脱ぎっぷり良さを備えた大女優に成長する可能性もありますよ」(テレビ関係者)
山本敏彦プロデューサーは「『愛と純』のヒロイン像は肉食系女子」と明かしており、夏菜の奔放なキャラクターに合っているのかもしれない。彼女の女優人生の転換点になるであろうドラマだけに、放送前の悪評を跳ね返すくらいの演技を期待したい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
あのお尻は美しかった