3月17日に映画『僕等がいた』(前篇)が公開される女優の吉高由里子が、PRも兼ねてバラエティ番組に立て続けに出演している。『僕等がいた』は『ロボジー』『ヒミズ』に続いて早くも今年3本目の出演映画になり、4月には後篇も公開されるという活躍ぶりだ。
72万人以上のフォロワーを集めるTwitterでも「3月の放送は祭りになりそうよ」とつぶやいているように、今週のゴールデンタイムだけでも『しゃべくり007 春の拡大SP』『1番ソングSHOW』『笑ってコラえて!イタリア&ブラジルのカーニバルに密着!情熱は不死鳥ダヨ~ンSP』『ぐるナイ美男美女の春ゴチ&おケイコ芸人大集合スペシャル!』(すべて日本テレビ系)『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)など毎日のように登場。雑誌でも、女性誌を中心に複数の表紙に同時に起用されるなど、まさに”祭り”状態だ。
いま最も輝いている女優といえる吉高だが、その人気は番組での彼女の様子を見ていると自ずとわかってくる。『しゃべくり007 春の拡大SP』では「キュンとくる瞬間」に「罵声を浴びせられたい」と答えて意外なM気質を見せた吉高。しかし、いざネプチューンの堀内健に「おい、真ん中分け!」となじられると、頭を押さえて「真ん中分け……いいじゃないですかぁ!」とすねたような口調で叫んだ。
また、「こんなにいじってくれるけど目が2秒もあってない」とくりぃむしちゅー・有田哲平のシャイさを指摘。そのあと「吉高さんの目を見て」と周囲に促され仕切り直そうとした有田の目をじっと見つめ、手をつないだ仕草は”小悪魔”そのものだった。
「ルックスや雰囲気、ときに暴走しそうな危うさなど、男にとっての”かわいい”がすべて詰まっていますよね。特に年上の男性にとっては”理想のわがままな女の子”。一緒にお酒を飲んでも楽しそうだし、冗談を言っても反応してくれる。センスもあるから打てば響くので、芸人とのからみの相性はバツグンです。一見、のほほんとしているからいじりやすいし、いじったときに見せる、すねたような態度がまたかわいいですから」(芸能ライター)
『ぐるナイ美男美女の春ゴチ&おケイコ芸人大集合スペシャル!』に出演した際にはレギュラーの杏がしゃべっているときに「ちょっと一回ごめんなさい」とオーダーした「激辛よだれ鶏」をパクリ。よほど食べたかったのか、芸能界の先輩の話を遮ってまで口に運んでしまった。「アズキハタのコラーゲンしゃぶしゃぶ」の値段を8,000円と予想した際には「だって8人がかりで運んできたんですよ。1人1,000円だとしたら……」と意味不明な根拠を示すなど”吉高ワールド”を全開に披露してくれた。
「他の女優がバラエティに出演したときとは違う空気感を出してくれますよね(笑)。それはやっぱり彼女の言動が計算されてないからでしょう。天然なようでいてぶりっ子ではないし、なにより思ったことを自分の言葉で表現できるタイプです。必要以上に自分をよく見せようと飾ったり媚びたりするところもない。女性から最も人気がある女優といわれるのも、そのあたりが好感を集めているのではないでしょうか」(同)
せっかくバラエティに出ても事務所の配慮などで発言がセーブされてしまったり、決まりきったコメントしかできないようでは視聴者も物足りないが、吉高の場合は違うというわけだ。確かに『1番ソングSHOW』に出演した際には、スタジオで披露されたナオト・インティライミの生歌に「『愛してた』って過去形にしたほうが思いが伝わるんだなと思いました」という意味のことをしんみりと言うなど、お決まりの感想とは一線を画す発言をしていた。
しかも、その前にはMCであるナインティナイン・矢部浩之の「この番組は好きで出てくれたの?」という問いに「映画の告知で」とぶっ飛んでいたからこそ、そのギャップが引き立っていたというものだ。
同世代には堀北真希や新垣結衣など芸能界を代表する”キレイどころ”が揃っているが、吉高の魅力は人間味あふれるその人柄と言ってもいいだろう。過去には生田斗真や玉木宏との熱愛や、お酒の席で「ねえ、いつセックスした?」「私は3日前にヤったけどね!」という発言が報じられるなど、エロ発言や男性関係もあけすけなことで知られる吉高。透明感のある清楚なルックスから飛び出る自由奔放な言動も彼女の吸引力の一つだろう。若手の実力派女優でありながら自然体をさらけ出す稀有な存在として、今後もその活躍が楽しみである。
(文=津本ひろとし)
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