足裏さえキレイなら、顔もスタイルもどうでもいい!? 意外と多い足裏フェチ

※イメージ画像 photo by Artistic Feet from flickr

 男性が、女性のカラダのパーツでどの部分に目が行くかといったら、なんといっても「胸」「尻」「足」であろう。ここでは、その中から「足」に注目してみたいと思う。

 足フェチだという男性は決して少なくない。そして、胸フェチや尻フェチと同様に、人それぞれこだわりも強いようだ。例えば、ただひたすら細い美脚を好む人。一方で、ほどよく肉感のあるむっちりとした足を好む人。さらにそれぞれ、ナマ足でなければならないとか、網タイツをつけた足でないと興味がないとか、ラバーブーツやピンヒールなど履き物にこだわる人もいる。挙げていくとキリがないくらいだ。そういった中で、少数派ではあるが「足裏」に性的興奮を得る者も存在する。

 「足裏フェチ」と聞いて、疑問を抱く人もいるだろう。どんなに顔やスタイルが整った美女でも、足の裏は酷いということが多々あるからだ。というと、女性に失礼かもしれないが、足の裏は身体で一番下に位置し、全体重を支えているのだから、マメやウオノメなどが出来てしまうのはやむを得ないこと。足裏フェチの人は、マメやウオノメに欲情するのだろうか?

 足裏フェチを自称する人に話を聞いてみると、これまたずいぶん細分化されており驚かされた。「稀に、マメもウオノメも角質もない、美しい足裏女性が存在する」という主張はなんとなく納得が出来る。ところが驚きなのは、「足裏さえ美しければ、ほかはどうでもいい」とのこと。要するに、ゾウのように太い足でも気にしないし、ましてや顔など二の次なのだとか。これぞ、究極のフェティシズムといったところか。

 逆に、「美女の足裏に、マメやウオノメがあることに萌える」というタイプの足裏ファンもいた。これは足裏フェチというよりも、ギャップフェチといったほうがいいのかもしれない。ギャップフェチとは、「メガネを外すと可愛い」「コギャルなのに料理が上手」などのギャップに興奮を得る嗜好を指す。ところで、マメやウオノメなどを、いくら美女でも、舐めたりすることで興奮できるものなのだろうか? この点に関しては、「ストッキングを履いた上からなら全く問題ない」とのことだった。もしくは、「風呂あがりのふやけた状態なら直に舐められる」という人も。

 「舐める」以外には、どのような楽しみ方があるのだろうか? 多かったのが、「くすぐる」という声。これまた、足裏フェチではなく、くすぐりフェチなのではないか? とツッコミたくなるが、「ワキの下などをくすぐりたいのではなく、足裏をくすぐることに意義がある」のだそう。実に奥の深い分野である。

 ほか、「見たい」「撮影したい」という願望を持つ人も少なくない。撮影はさておき、見るだけなら日常茶飯事お目にかかれるのでは? と思いきや、季節的なものが関係してくるようだ。確かに、冬場よりも、圧倒的に夏のほうが、足裏ファンにとっては良い季節だろう。だが、足裏を目撃するたびに勃起するのも困りものだ。それら諸事情含めて、「美脚写真集やDVDではなく、足裏に特化したグラビアや映像が増えて欲しい!」とのこと。メーカー各位には是非前向きにご検討いただきたい。

 このように、特殊とまでは言い切れないが、一風変わったフェティシズムに触れ、「ふーん」と流すか、「面白いではないか!」と関心を示すのは、もちろん各人の自由である。だが、後者のほうが、性的視野が広がりやすいであろう。今までスルーしてきた足裏に注目してみることで、新たな刺激を得られるかもしれないのだ。とはいえ、セックスパートナーに対して、いきなり足裏プレイを提案しても、それは無理というもの。女性側からは、「足裏は恥ずかしい」という意見が圧倒的多数であった。足裏プレイに誘う際は、極力「さりげなさ」を重視すべきである。
(文=菊池 美佳子)

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