昨年3月から泥沼の離婚裁判を繰り広げている俳優の高嶋政伸(45)と妻でモデルの美元(ミウォン=32)。「性格の不一致」「考え方(生活観、仕事観)の相違」を原因として婚姻関係の継続が不可能になったという政伸の主張に対し、美元が真っ向から反論し、政伸が酔って暴力を振るった際の音声データなどを裁判で証拠として提出していた。
そんな中、二人の口論を録音したと思われる音声が何者かによって動画共有サイト「YouTube」にアップされた。
音声の内容は、明らかに酔っ払っている男性が「バカ女が!」「てめえなんか生きてる価値もねえよ」「死んじまえ!」「もう結婚生活続けたくねえんだよ」と女性を罵る場面から始まる。口論の原因は、生活費に関することのようだ。
暴言に怒った女性が男性の顔を叩くと、揉み合うような大きな物音が響き、激高した男性が「オイ、待てよブス!」などと言いながら女性に暴力を振るっている。
叩かれた女性が「女に暴力振るう男がいる!?」「奥さんに死んじまえって言う男がいる!?」と叫ぶと、男性は「おめえが最初に手をあげたんだろうが!」「旦那に対して何してんだ!」と返し、さらに喧嘩はヒートアップ。
男性は「俺は明後日、芝居やんなきゃいけねえんだ」「てめえが叩いたんだよ、この商売道具の顔をよう!」「(顔が)腫れたらどうすんだよ」「何百万人が見てると思ってんだ、俺の番組を」「ふざけやがって出ていけ」「顔がふくれたら、てめえ告訴するぞ!」といった言葉を叫びながら暴力を振るい続ける。一方の女性は「私、どうやって自分の身を守ったらいいのよ!」「顔を叩くことないでしょう!」「やめてよ!」「痛い、痛い」などと叫び、修羅場となった現場の緊迫感が伝わってくる。
これは本当に政伸と美元の音声なのか。本物だとしたら、ナゼ流出したのか。
「流出した音声は、裁判で明らかになっている録音テープの内容と一致します。男女の声質も、政伸と美元の声と酷似している。これは本物と断定していいでしょう。流出元ですが、政伸側は当然ながらデータを持っていませんし、裁判所から流出することも考えにくい。美元側が何らかの目的でネット上に流出させたと考えるのが自然です。俳優一家に育った政伸は世間体を気にしますし、ドラマでは”良い人キャラ”でしたから、この流出はダメージが重いでしょう」(週刊誌記者)
裁判で提出された音声データは、政伸からDVを受けたことを証明するために美元側が用意したものだったが、一部週刊誌では政伸が美元から日常的にDVを受けていたという逆の報道もされている。裁判では、政伸はDV音声テープに関して「美元の暴行により目がつぶれたと感じ、このままでは殺されると思い、美元の腕をつかんで引っ張った」と主張しているようだ。口論の原因と思われる生活費に関しても、美元の極度の浪費癖が報じられており、彼女の豪華すぎる誕生日パーティーの様子を収めた動画もネット上に公開されている。
現在、問題の流出音声は「衝撃的で不快なコンテンツの禁止」という名目でYouTubeに削除されたが、何者かによって削除依頼があったのかは不明。泥沼の一途をたどる二人の離婚訴訟は、ネットまで使った醜い争いに発展するのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
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