ショーパンとカトパンの人気に差が出たワケ

earlymorning0229.jpg※イメージ画像:※画像はフジテレビHPより

 急性リンパ性白血病の治療のため、長年メインキャスターを務めた大塚範一の番組降板が発表された『めざましテレビ』(フジテレビ系)。現在、同番組では伊藤利尋アナウンサーが代行を務めているが、4月からは『すぽると!』を担当していた三宅正治アナが正式に大塚の後を継ぐ予定となっている。メインキャスターの個性が大きく視聴率を上下させるという情報番組だけに、三宅にとっては腕の見せ所といった按配だろう。

 メインキャスターの入れ替えという大きな転換期を迎えることになった『めざましテレビ』だが、その脇を固める女性アナウンサー陣は今後も健在の予定。2010年から高島彩に代わってメインを務めている生野陽子も、当初のたどたどしい原稿読みも少しは改善され、ようやく板についてきた感があるし、加藤綾子を筆頭とする女性アシスタントたちは相変わらず華やかだ。とはいえ、近頃の加藤の人気から考えてみると、むしろメインは生野より加藤の方がいいのではないかと思うところもある。実際番組を見ていても、明らかに加藤の方が原稿読みは上手いし、なんといってもハツラツとした笑顔には好感が持てる。

 共に入社当時は次世代のエースとして大きな期待を受けた生野と加藤。しかし現在その人気は開く一方といえるだろう。先日放送された『クイズ!タレント名鑑』(TBS系)で行われた「”本当に”好きな女性アナウンサー」(調査対象・全国の10代から60代の男女5,000人)というアンケートによると、堂々の1位を獲得した加藤に対し、生野は『めざまし』のメインという人気女子アナの代名詞ともいえる座にありながら8位に甘んじている。一体なぜ2人にこのような差が生まれたのだろうか。

 珍しく都心に雪が積もった29日の『めざまし』で、生野は番組スタート時の天候状況や交通機関への影響を伝える原稿を2度ほどつかえた。およそ200文字程度の原稿、時間にして約1分あまりのものだ。もちろん言い間違えることは誰にでもあるし、朝早い時間なので口がうまく回らないということもあるだろう。問題は、そうしたミスをしながらも、彼女が平然と淡々としているということだ。

 どうも生野陽子というアナウンサーは、肝が据わっているのか、言い間違いや噛むというアナウンサーとして後悔するようなミスをしてもなんら動じない。もちろん、本人は動じているのかもしれないが、画面から伝わってくるのは、「(ミスをしても)なにが?」という雰囲気である。また、彼女の隣で別のアナウンサーが原稿を読んでいるとき、画面に映る生野はまるで能面のように固い表情をじっと向け続ける。

「女子アナといっても普通の会社員ですから勤務時間は決まっています。朝の番組を担当している生野さんなどは、午前4時からお昼の12時というのが通常業務時間となっているでしょう。それ以降に収録がある場合などは残業ということになります。また、テレビに出るだけが彼女たちの仕事ではありませんから、原稿書きや事務仕事、または外出しての取材ということもやっていることでしょう。生野さんは、業界内でも有名なほど、非常に真面目で一本気な人のようですから、担当する『めざまし』に支障をきたすような番組の収録というのは断っていると聞きます。女子アナなんだからもっと華やかにと思うかもしれませんが、それは彼女の真面目さが原因かもしれませんね」(業界関係者)

 あまりに真面目すぎる個性ゆえ、生野の表情が硬くなるのかもしれないと指摘する関係者。また、別のバラエティ番組関係者はこんな風に生野と加藤を比較する。

「打てば響く加藤さんと違って、なにを振られても生野さんはただ笑顔を見せるだけですからね。われわれバラエティを作る身としては、断然加藤さんの方が扱いやすいですよ。生野さんは、本当に仲が良くなった相手とは下らない話をしたり冗談を言い合ったりするらしいのですが、なかなか番組収録のときだけ顔を合わすような相手とは打ち解けられないみたいです。その点、加藤さんは社交的です」(バラエティ番組関係者)

 明石家さんまから絶大な信頼を受ける加藤は、そのさんまを味方につけることで、多くの芸人と幅広く交流し良好な関係を保っているという。一方、生野といえば、前出の関係者が指摘するように、真面目を絵に描いたような人間。女子アナにありがちな芸能人らとの交遊は希薄らしく、平日ともなれば遅いランチを楽しみ、夜9時には就寝しているという。

 確かに、女子高生時代の金髪姿がスクープされた加藤に対し、生野にそういった「遊び」のイメージはない。もちろん、そういった彼女の性質は好むべきものといえる。しかし、メディアで活躍する人間にしては、少々魅力に欠けるということにもなるだろう。加藤の人気の秘密は、そういった微かに滲む「遊び」の雰囲気に由来するともいえる。あれだけの素材(上品で可愛らしい容姿)を持つ生野なのだから、もう少しフランクになれば爆発的な人気を得るに違いない。

 4月から三宅アナを迎えて新生する『めざましテレビ』。原稿を読む三宅の隣で微笑む新生・生野を楽しみにしたい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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