ローラ、トリンドル玲奈、春香クリスティーンetc.ハーフタレント大量発生中のなぜ?

 お気づきの方も多いかと思うが、いまのバラエティ番組はハーフタレントだらけである。

 ローラにトリンドル玲奈、春香クリスティーン、道端アンジェリカ、SHELLY……。書いていて、どれが誰だか分からなくなる。それほどの量産っぷり。いや、量産しているわけではないから、露出っぷりと言ったほうが正しいか。とにかく、どこのテレビ局にチャンネルを合わせても「いちバラエティに、いちハーフ」というほどの確率で出演している。

(注:ローラについては、父はバングラデシュ人、母はロシアと日本人のハーフなので正確には”クォーター”だが、本人いわく「説明するのが面倒くさいのでハーフと言っている」らしい)

 ”ハーフタレントブーム”というのは周期的に起きているが、ここ数年のブームについて、ある芸能関係者は次のように分析する。

「約20数年前に起きたバブル期に、日本マネーを稼ぎに外国人が大勢入国したこと、また反対に日本から海外へ駐在もしくは進出していったエリート組も多かったことが関係しているのでは」

 つまり、バブル期に盛んだった「愛の異文化交流」の結晶たちが成人する年頃となり、ハーフならではの良質ルックスゆえに雑誌モデルなどを足がかりにして芸能界入りしているのが、上記の彼女たちだというのだ。

 滝川クリステルや山本モナなど、才女系ハーフはこのバブルの落とし子たちよりもやや前世代であるから”生粋のエリート種族”といえるだろう。バブルに関係なく別枠&別格のハーフである。

 さて、ハーフタレントといえば、一時期はベッキーや森泉、マリエなどがその代表格だったが、いまやその勢いには歯止めがかかっている。なぜか。先述の芸能関係者は次のように語った。

「ベッキーについては、震災直後まではあの利発さと明るさで使い勝手の良いタレントとして引っ張りだこでしたが、それと相まって『目障り感』も出始めました。あの頑張り具合が、今の日本人のメンタルには段々と辛くなってきたのではないでしょうか。森泉やマリエは、お嬢ならではの『上から目線』が売りでしたが、やはり震災を境にこのようなキャラクターも淘汰されつつあります。『パンがなければお菓子を食べればいいのに』のマリー・アントワネットのように、お嬢様の発言は、時に地雷を踏みかねませんからね」

 その点、ローラやトリンドル、クリスティーンなどの「ゆるめのキャラクター」たちは、この混沌とした今の時代に、ひとまずは”しっくりと馴染んでいる”という。

「とんちんかんなことを言ったりやったりしても、『日本人や文化のことをよく分かっていないハーフだから、仕方がない』とやり過ごせるうえに、日本人の血も入っているので、外国人がよくとる『これだから日本人は……』『そもそも欧米では……』などの高圧的な態度をとることも少ない」(同)

 滝クリやモナが「一部の選ばれた人」オーラを放ち、やや威厳を放つタイプのハーフだとしたら、ローラやトリンドルらは「日本を脅かさない」という領域のハーフである。「日本人の血を引いているから日本に住んでいますが、でもこの国の人を傷つけるつもりも牽引していくつもりも毛頭ないですよ。だからご安心ください」そんな立ち位置のように見えるため、視界に入っても気持ちがざわつかないのだろう。

 加えて、瞬時に華やかさが伝わるルックスというのも、バラエティ番組の絵面にひと役買っている。過不足なく、まさに「ちょうどいい」。それが彼女たちなのだ。

 しかし、トリンドルは慶應義塾大学、クリスティーンは上智大学……と蓋を開けてみたら、かなりの高学歴だったりもする。今後、彼女たちがどう化けるかはまだ未知数。突然キャスターになったり、またコメンテーターとして日本を批評する「あちら側」の席に座りかねない。うっかり油断していると、とんだ痛い目に合うかもしれない。
(文=島みるを)

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