高橋みなみ「母親淫行事件」には表向きに報じられている以上の”闇”がある!?

「8日の朝刊スポーツ紙には当然のように載っていませんでしたが、昼ごろに届いた東スポ、夕刊フジ、日刊ゲンダイにも1行も触れられていなくて、巨大な力を感じましたね」

 そう苦笑いしながら嘆くのは、ある情報番組のデスクだ。

 もちろん、そのデスクが担当するテレビ番組でも一切触れることはなかった。それが、AKB48の高橋みなみ(20)の母親が淫行(東京都青少年健全育成条例違反)容疑で逮捕されていたという事件。8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じ、その見本誌がメディアに届き始めた7日昼過ぎから、後追い取材をするのか、掲載するか、放送するか、社内のやり取り、外部とのやり取りが各メディアでは行われた模様だ。

 前出の情報番組デスクの話。

「社会事件ですからね。うちでは当初、報道局の社会部が裏を取ろうとしていましたけど、局内の周辺との温度の違いを見て、見送ったようです。ニュースで扱わなければ、我々のような芸能班が扱えるわけはありません」

 スポーツ紙デスクの話はこうだ。

「AKBサイドが各メディアに電話をしたようで、その段階で掲載は見送りですよ。このご時世、広告もたくさん出稿してもらっていますからね、どこもミソはつけたくないでしょう。今回、記事を出すのを控える見返りに、広告出稿を決めた媒体もあるようですよ」

 別のスポーツ紙記者の話。

「長い間、記者をやっていますけど、こんなことは初めてです。目の前には、共同通信社と時事通信社の配信記事があるんですよ。もちろん、高橋みなみの名前は入っていませんが、AKB48のメンバーの母親が逮捕された、という記事が配信されているのに、それに一切触れないなんて……」

 ニュース原稿は通信社によって配信され、一般紙はこれを報じた。

 偶然にも似たような配信記事が8日の一部スポーツ紙には掲載され、芸能メディアのぶれ加減を証明している。

「ギタリストのクロード・チアリの長男が暴行で逮捕されたという記事です。父親は芸能人だけど、息子は一般人です。だけど父親の名前が掲載された。高橋はその逆のケースですが、同じ理屈でいけば、ニュースとして報じられるだけではなく、高橋の名前が出てもいいはずです。やっぱり金の力にはかなわないんでしょうね」(前出のスポーツ紙記者)

 だが、芸能マスコミが報じなかったのには、別の要因もあるようだ。この事件、表向きに報じられている以上の”闇”があるという。

「まだ、取材段階なんだけど、高橋のお母さんにも同情すべき点が多々あるようなんだ。相手の少年もワケアリで、人によっては『法律を破ったのは間違いないが、事実上の被害者はお母さんのほう。家族を守るために、あのようになった』という人もいる。興味本位で簡単に扱えるネタではないんだよね」(別のスポーツ紙記者)

 もう一騒動あるのか、真相は藪の中のままか。

『いい女はみんな淫乱 OLのリアルSEXライフ』マガジンハウス

 
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