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不定期ながらも風俗店を取材して雑誌やWEB等で紹介している筆者トコショー。そんな立場なのであまり大きな声では言えないが、最近面白い風俗がどんどん減ってきているような気がする。極論ではあるが、筆者は風俗業界がつまらなくなってしまったのは東京都の知事のせいだと思っている。
故・鈴木俊一氏や故・青島幸男氏が都知事だったころの歌舞伎町と2012年現在の歌舞伎町を比べてみると、別の街かと思うほど活気がないのだ。世界有数の歓楽街と数えられたのも今は昔。現在はなんとも味気ない街になってしまっている。
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歌舞伎町浄化作戦なんてものがなければ、風俗業界は今日現在も賑わっていたはずだ。今の歌舞伎町は、大久保方面から押し寄せてきた韓流のお店に浸食されかかっていて、全盛期のこの街を知る身としては、なんとも忸怩たる思いで一杯なのである。
まっ、そんな時代の流れを受けつつも、”出会い系”は益々面白くなってきている。携帯電話ひとつで気軽に異性と出会えるというシステムのおかげでユーザーの裾野が広がり、一昔前では想像もできなかったような極上の女と出会えることが珍しくなくなってきている。
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新宿で月に1、2回
定期的に東京出張しています。
地元じゃ無茶できないけど、東京で違う自分になりたいな。
色々な意味で余裕のある男性からの連絡まってます。
写メや携番交換はNGなので、よろしくお願いします。
書込み日時:1/2* 20:33
受付メール数 :0/無制限
♀アカネ
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いつものように【ワクワクメール】を巡回していると、こんな書き込みを発見した。月に数回ほど出張でやってくるというアカネちゃんのことが気になり、さっそく詳細プロフィールを拝見。
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名前:♀アカネ
年齢:20代前半
身長:165~169cm
スタイル:ナイスバディー
ルックス:お姉ギャル系
3サイズ:B88W59H86 Fカップ
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くはぁ! おい、おい、自分でナイスバディーとか言っちゃってるよ。しかもFカップときたもんだ! 更にこのアカネちゃんは写メを公開していたので、早速ポチっと閲覧。そこに写っていたのは、羽賀研二とのペアヌード写真集に掲載されていた梅宮アンナの裸体を彷彿とさせるナイスバディーの女性だったのだ!
あいにくバストトップと顔にはハートマークのスタンプが押されていて見られなかったのだが、メリハリのある曲線、たわわに実った美乳、無駄なぜい肉がないシャープなフォルムと生ツバものであった。こりゃタマラン!! 途端に股間が熱くたぎってしまったのである。
速攻メールアタックを開始したいところだが、急いては事を仕損じてしまう。一旦深呼吸して、冷静に作戦を講じることにした。彼女が書き込みをしていたのは、【ワクワクメール】の【スグ会いたい掲示板】だ。ということは、今この時点で新宿界隈に来ているのかもしれない。
さらに、不定期ながら東京に出張で来るというアピールは、援デリ業者ならまずしないだろう。つまり、彼女は正真正銘の素人だと判断できる。そして、自らの肉体を誇示するかのような写メを公開していることから、それなりに自分に自信を持っているだろうことが伺い知れる。
そんなことをアレコレ吟味したうえで、ファーストメールを送信した。
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こんばんは、アカネさん。
都内の会社員のショーイチ、39歳です。
定期的に遊んでいた女性が結婚してしまい、最近レスが続いてました。
アカネさんの書き込みを見て、ぜひお会いしたくなったんです。
平日でも祭日でもだいたいいつでも都合が付けられるので、よかったら遊びませんか?
ある程度時間の都合をつけられる役職なので、平日の昼間とかでも大丈夫ですよ。
いま、新宿にいるのでこれからとかでも全然会いに行けます!
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最近まで定期的に会っていた女性がいた、平日でも祭日でも大丈夫、自分の裁量で時間を融通できる役職、といったアピールで余裕のあるオトナの男性を演出した格好だ。
数分後、アカネちゃんから返信が届いた。案の定アカネちゃんはちょうど新宿に来ていたようで、スグに待ち合わせの約束が成立したのであった。
彼女が指定した待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。約束の10分前に到着した筆者は、アルタ前の道路を隔てた場所にある喫煙所で一服しながら時間を潰していた。
すると、5分前になってメールが届いた。”チっ、このタイミングでメールということは遅刻の連絡か?”と思いながらメールを確認。すると、「もう到着しました!」とのこと。慌てて灰皿に煙草を捨てて、アルタ前に走っていった。
あらかじめ彼女の服装を聞いていたので、即座にアカネちゃんを発見。着替えが入っているであろう大きな鞄を持って人待ち顔をしていたのである。スタスタと近づいていくと、アカネちゃんもこちらに気づいたようだ。イヤラシイ顔にならないよう気をつけながら、ニコっと微笑んで彼女の正面に立つ筆者。
「こんばんは、アカネちゃん。」
「ショーイチさんですよね。はじめまして、今日はよろしくお願いします」
ムムっ。かなり礼儀正しい感じだ。挨拶しながらペコっと頭を下げる彼女の仕草に胸がトキめいてしまった。アカネちゃんの顔は、
Perfumeのあーちゃんと声優の中島愛(めぐみ)を足して2で割って、THE ALFEEの高見沢俊彦を軽く掛け合わせたような感じだった。
いわゆる目鼻くっきりのバタ臭い感じとでも言えばいいのだろうか? ちょっとクドい顔立ちだが、十分可愛らしい! それに今回筆者がメロメロになってしまったのは彼女のバディなのだから、顔なんて飾りみたいなもんだ。
さっそくホテル街へと歩き出す二人。道すがら彼女のことをそれとなくリサーチ開始。どうやら彼女は宮城の会社から定期的に都内に出張にきているらしい。
だが、どんな仕事なのかは言葉を濁して教えてくれなかった。気になるところではあるが、ここで無理強いしてもよろしくない。彼女の言い淀む素振りを察知するや、他の話題に切り替えて不穏な空気が流れることを阻止した格好だ。
彼女のナイスバディーに敬意を表して、グレードの高めのホテルに到着。平日ということもあって、空き室がかなり豊富だった。パネルを見ながらどの部屋にしようか思案していると、斜め後ろに立っていたアカネちゃんが筆者の上着をクイクイっと掴んできた。
「ん? どうかしたの?」と問うと、小声で「良かったらお泊りしちゃわない?」とささやいてきたのである。
お互いにまだ海のものとも山のものともわかっていない。そしてSEXの相性が合うのかどうかも不明だ。にも拘わらず初対面の男性に泊りを提案してくるとは! かなり驚いてしまったが、平静を装って「うん、じゃあそうしようか」と応じた筆者であった。こんなサプライズがあるからこそ、出会い系はヤメラレナイのだ!!
部屋に入り、「最初から泊るつもりだったの?」と尋ねると、照れながら「ううん、違うよ。でもショーイチさん優しそうだからいいかなって……」と答えるアカネちゃん。くーっ、こりゃたまらん! 長年の出会い系遊びで培ってきた【優しい人】を演じる習性が功を奏した格好だ。
その後ラブラブモード全開で仲良く混浴してベッドイン。なにせ泊りだから焦ることはない、ほぼ自己申告通りのナイスバディーを慈しむかのように優しく愛撫しまくり、そのお返しとばかりに愛撫されまくりといった感じで攻守交替しながらせめぎ合う二人。そして頃合いを見計らって正常位の体勢で挿入を試みる。
ゴムを装着して、ヌニュブヌヌっとゆっくり時間をかけての挿入だ。「痛くない?」、さして大きくもない肉棒なので痛がることはないだろうとわかっているのだが尋ねてみた。すると、「ショーイチさんて本当に優しいんだね!」と答えながら下から筆者に抱きついてくるアカネちゃん。くーっ、コイツ可愛いなぁ。
ちょっとマウンテンゴリラ入ってるけど
抱きしめられながらもゆっくりと腰を振る筆者。少しずつ加速しながらピストンを速めて行くと、アカネちゃんのハグがさらに強くなってくる。
うん、こういうのもたまにはありだな。
本当はもっと色々な体位を楽しみたいところではあったが、アカネちゃんからの抱擁を拒絶するような感じになってしまうのでそのまま続行。そしてほどなく二人してエクスタシーを迎える事に成功したのであった。
しばし水分補給を兼ねた休憩をした後、2回戦目に突入。先ほどよりもさらに熱のこもった愛撫合戦を交わした末に、彼女を促して騎乗位で挿入。対面座位、立ちバック、後背位と彼女のナイスバディーを堪能しながらピストンに励む筆者。そしてラストは正常位になって抱擁しながらの発射と相成った。
その後、「明日も仕事なんだ」というアカネちゃんのことを気遣い、3回戦目はしないで就寝することにした。
翌朝、目が覚めるとアカネちゃんは既にシャワーを浴び終えていたようで、鏡の前でメイクの真っ最中だった。”チェっ、寝起きの一発したかったのに!”、と思いつつも「おはよう、早いんだね。」と声をかける。
すると、「うん、寝すぎちゃった。あと10分くらいでココ出られるかな?」とのこと。本来ならすこぶる寝起きの悪い筆者ではあるが、慌てて帰り仕度をせざるを得なかったのである。
ホテルを出て、早朝の歌舞伎町を通り抜け駅前でさようなら。別れ際、「また、こっちに来たときメールしていいですか?」と尋ねてくるアカネちゃん。「もちろんだよ! いつでも都合つけるから気軽に連絡ちょうだい!」と勤めて明るく答えた筆者であった。
うーん、泊りでエッチの割にはわずか2回戦だけ。なまじグレードの高いホテルに泊まってしまったので宿泊費もそれなりだった。コスパは決してよくないなぁ。次回のデートの時、ホテルのグレードを下げるのも格好悪いしなぁ。実に悩ましい問題である。
まぁ、こういうのも出会い系ならではの楽しみってことで良しとするべきか。
(文=所沢ショーイチ)
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