「週刊文春」による”AKBイジメごっこ”はネタ切れ? それとも大スクープの予兆か

※イメージ画像:『AKB48 マジすか学園2 DVD-BOX』/東宝

 現在発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が、AKB48内での特定メンバーをターゲットとしたイジメが横行していることを報じ、話題となっている。

 それによれば最初にターゲットとなったのは板野友美。整形疑惑がネット上でささやかれたころは「サイボーグ」「元ブス」などという陰口があったという。昨年1月発売のソロデビューシングル「Dear J」(キングレコード)での振り付けを真似、顔に注射をする仕草をすれば”板野”というサインになっていたようだ。昨年2月、メンズサイゾーでも板野がメンバーらに「ちんちん」と呼ばれていることを報じたが、まさに板野がAKB48内いじめのターゲットとなっていた時期だったのかもしれない。

 篠田麻里子は、腰を曲げて杖をつく仕草で暗に年長者であることを揶揄するほか、「おばさん」「私たちとは世代が違う」などとも言われているという。篠田がキャバクラでスカウトされたことを受け「元キャバ嬢」と影で言うメンバーもいるようだ。昨年の総選挙で3位にランクアップした柏木由紀は、その時期一部のメンバーから無視されるなどのいじめを受け、さらには「ブタ鼻」と呼ばれるなどしていたという。また柏木が来たときには、鼻を指で上げるサインをして暗にブタ鼻であることを嘲笑していたとも。

 その時期において注目を集めているメンバーがターゲットになりやすいとのことで、常に総選挙で上位へ食い込んでいる前田敦子は今も昔も一番のいじめの標的になっているようだ。「スッピンがやばい」「ブス」などのほか、顔のパーツが中央によっている絵を描いて笑うメンバーもいるという。

 これらのイジメは、チームAキャプテンの高橋みなみに見つかって数カ月で終了し、他のメンバーへと移っていくというが、もはや国民的アイドルの看板を背負っているAKB48内でのイジメが、このように大きく報じられることを危惧する声もある。

「アイドルは社会へ与える影響が大きい存在です。大人であれば聞き流せますが、小中学生ぐらいの世代にとってはもう少し深刻かもしれません。この世代のコたちにとって、AKB48は憧れの存在であり、目標でもある場合があります。そういった子たちが、このような報道に触れることで、悪影響を受けてしまうのではないでしょうか。本人たちはもちろん、冗談のつもりでしょうし、スキンシップのつもりなのかもしれませんが、青少年に与える影響は無視できないほどの巨大なアイドルグループになっているのだという自覚があればいいのですが……」(芸能ライター)

 その心配の一方、今回の文春の記事に疑問を呈する声も。

「『週刊文春』はこれまでAKB48の大きなスキャンダルを報じてきました。創始者の1人が違法ビジネスに手を染めている、AKB48の運営会社、株式会社AKSの社長が野球賭博常習者であるといった疑惑や、さらには、篠田麻里子がAKS社長の”喜び組”であるとした記事があります。とくに”喜び組”記事が訴訟にまで発展しています。このことは、記事の影響力を運営側が重く見たことの証でしょう。しかし、今回の記事は、これらの記事と比べてネタ的に見劣りするのは間違いないほどの小ネタですよね。たとえ小粒でもAKBがらみのネタを突っ込んでおくのは、大きなネタが出る前兆じゃないのか、とみる人もいます。勘繰り過ぎかもしれませんが(笑)」(同)

 今回のAKB48内イジメ騒動は、文春のネタ切れか、さらに大きなスクープを出すための”間持たせ”的な意味合いのものなのか。AKSと総合プロデューサー秋元康氏に関して、資金の流れに不透明な点があるとして国税局が調査を開始したとのウワサもあったが……。いずれにせよ、「文春VS AKB」の構図はいましばらく続きそうだ。
(文=ひじかたさとし)

『Re:BORN! ~ブスドル復活~ 藤子まい』

 
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