韓流美女と芸人のゴールインで韓流ブーム終焉か

※イメージ画像:『サバンナのハイエナ』/R and C Ltd.

 俳優の浅野忠信と女優の仲里依紗という大物カップルのデートをスクープした「FRIDAY」(講談社)に、ひっそりと載っているお笑い芸人・サバンナ高橋茂雄の韓流美女との婚前旅行記事。先日発売された「女性自身」(光文社)の直撃取材で、あっさりと同棲を認めている高橋だけにスクープ感はイマイチ。今さら彼らが旅行に行こうが、読者とすれば、はいそうですか、という程度なのだろう。浅野&仲の影に隠れているのは致し方ないといえる。

 とはいえ、「ゴールイン間近」と報じる「FRIDAY」の予測が正しければ、(元ではあるが)韓流アイドルとお笑い芸人の結婚はかなり衝撃的。韓流好きを公言するお笑い芸人が、ついにK-POPアイドルを射止めたとして、大々的に報じられることは間違いない。しかし一方で、近頃ネット上を中心にして騒がれているのは、「フジテレビ韓流撤退か!?」というウワサ。2人の恋路に韓流ブームなど関係ないだろうが、今のブームがなければ2人は出会ってなかったともいえる。タレントのヨンアを頼って来日したという高橋の彼女も、今の韓流ブームが冷めてしまえば多少は肩身が狭いだろう。果たして、本当にフジテレビは韓流から撤退するのだろうか。

 このウワサのネタ元は、フジテレビが昼間に放送している韓流ドラマの放送時間帯の変更にあった。しかし実際の「韓流α」枠は来週からも健在で月曜日から金曜日まで毎日14:07から『シティーハンター in Seoul』(フジテレビ系)の放送を予定している。確かに以前のように、14時台から16時台にかけて3話連続で韓流ドラマということではないようなので、撤退と言われればそんな気がしないでもない。また、1月10日から放送をスタートしていたチャン・グンソク主演の『ベートーベン・ウィルス』(フジテレビ系)が、突如深夜枠に移動したことも、フジ韓流撤退のウワサを広めたのだろう。

 さらに、2月1日の深夜に放送された『なかよしテレビ』(フジテレビ系)での変化もフジテレビの韓流撤退を印象付ける。日中韓を代表する出演陣が互いの国について討論するという形式の同番組。しかしその日の放送から、韓国人の姿は消え、変わりにインド人が出演していた。これに対し、ネットユーザーらは「”J-POPはビルボードのランキングにも入っていない”とかいう嘘を堂々と喋る韓国人は切られて当然」などと反応。実際の理由はわからないが、これまで同じ三カ国をメインに放送していた番組で韓国だけが不在というのも確かに違和感がある。

「一部のネットユーザーが盛んに叫んでいる”フジ韓流撤退ざまぁ”といった風潮ですが、これは推測に過ぎないでしょうね。ただ、8年連続で守ってきた視聴率三冠という座から昨年ついに落ちたフジテレビが、危機感を抱いて挽回しようとしているのは確かです。その一例が、前日制作発表のあった昼間の情報番組開始というわけです。昨年の震災をきっかけに”平日午後の時間帯に新鮮な情報を発信する必要性を強く感じ”たと言いますが、打倒『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)のは明らかですよね。その余波が、同時間帯に放送している韓流ドラマに影響したのではないでしょうか。韓流撤退云々というより、フジテレビとしてはとにかく数字を稼ぎたい一心なわけです」(業界関係者)

 昨年のフジテレビの視聴率低迷には、さまざまな要因があると言われている。たとえばその1つには地デジ化にともなって端に追いやられたチャンネル列の変更にあるという。が、いくら端に書いていようが視聴者が見たいと思う番組なら見るだろう。要は中身だということだ。昨年あれだけK-POPを推して視聴率が取れなければ、方針を転換させるのは当然といえる。そこに在日云々電通云々の問題は関係ない。ただ純粋に数字を稼ぐことを目的とするテレビマンとすれば、韓流タレントから手を引くのは自然の流れといえる。

 視聴率三冠陥落の影響は広告収入に直接影響を及ぼし、その額は50億円とも300億円ともいわれている。一方で韓流スターによる経済効果は多く見積もっても10億円程度というから、利益を追求する資本主義の会社なら当然どちらが大切かは明白だ。サバンナ高橋のゴールインが報じられるころ、韓流ブームは過去のものになっているかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

『ゴー! ゴー! ヨンア』

 
この子の友達ならやっぱ美人だよね

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