エロ業界の鉄人・所沢ショーイチのハメ歴史 第64回

【ネットナンパ】ウブな年下キャラを演じきったトコショー

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Illustrate by ながおか

 パソコンのメールと携帯電話のメール、この二つの最大の違いは求められるレスポンスの早さであろう。

 パソコン経由のメールなら、返信が1時間後だろうが半日後だろうが”遅い”とは思われないだろう。だが携帯電話のメールの場合、返信が1時間後になろうものなら致命的になる場合が多々ある。

 そう携帯電話のメールの場合は、なによりもレスポンスの早さが大事なのだ。なんともせわしない話であるがこれも世の流れ、無理に逆らってもイイことないので大人しく従うのが得策であろう。

 ある日の昼下がり、筆者の携帯にメールが届いた。


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あなたのお気に入りのゆきなさんが書き込みをしました。
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 これは筆者がヘビロテで愛用している【ワクワクメール】からのお知らせだ。このサイトでは気になった女性に対して書き込みアラートなるものを設定できる仕組みになっている。

 以前掲示板を物色している際に見つけたゆきなサン。40歳の人妻で、筆者がよく行く高田馬場で不定期に遊んでいるようだった。最初に見つけたときは、彼女の書き込みから大分時間が経過していたので会うのを諦めていた。しかし、このゆきなサンをアラート登録して次のチャンスを虎視眈眈と狙っていたのである。

 お知らせメールを確認後、すぐにサイトに接続して彼女の書き込みを拝見。

 
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ゆきな・40歳
東京都新宿区
[投稿日時]
1/2* 16:05
[メール受付件数]
0通/20通まで
[募集内容]
いけない人妻です。 
 
理由あって別居中の人妻です。
今日の夜に高田馬場で気楽遊べる方募集します。 
 
できれば年下の男性がいいのですが、
あまりにも若すぎる人もちょっと遠慮したいです。 
 
エッチは大好きなので、スッキリさせてあげますよ。
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 こんな内容を袖にできるわけもなく、さっそくアタックすることを決意。まずは自分のプロフィールページに飛んで年齢を36歳に変更。そう、今回は年齢を大きくサバ読みして年下男性を装ってお姉さんに甘えてみようという寸法だ。その後、ポチっとファーストメールを送信したのである。

 
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こんにちは、ゆきなサン。
都内の会社員ショーイチ・36歳です! 
 
【すぐ会いたい掲示板】の書き込み拝見しました。
ちょうど今夜ヒマしていたのでぜひお相手していただきたいです。 
 
高田馬場はちょうど帰り道なので都合がいいんです。
時間帯もゆきなサンに合わせますのでよろしくお願いします。
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 上記ファーストメールを送信したのは、ゆきなサンがサイトの掲示板に書き込んでからわずか3分後。まさにアラート機能のおかげで、電光石火のレスポンスと相成った。予想通りスグに返信が届き、アレよという間にデートの約束が成立したのである。

 約束の10分前に到着した筆者。駅前の喫煙コーナーで一服しながらゆきなサンに到着した旨をメールで連絡。

 
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いま、お化粧が終わって家を出るところです。
あと10分くらいで到着しますね。
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 待ち合わせ時間のギリまでお化粧しているということは、身だしなみに気を使っている証拠だろう。それにしても駅まで10分とはなかなかいい所に住んでいると思われる。

 そんなわけで煙草を吸いながら待つことにした。そして3本目の煙草を吸っている時、一人の女性が喫煙コーナーに向かってきた。その女性は煙草を吸うでもなく、キョロキョロと人待ち顔で立っている。ピンときた筆者は煙草を灰皿に捨て、その女性に近づき声をかけた。

 
「あのぉ、ゆきなサン、ですよね?」 
 
「は、はい。ショーイチさん?」 
 
「そうです、そうです! こんばんは、今日はよろしくお願いします!」 
 
「あぁ、良かったぁ。変な人じゃなさそうで安心しましたよ」 
 
「いや俺もこんな綺麗な人だって思わなかったんで、嬉しいですよ!」

 
 こうして無事合流に成功。ゆきなサンの見た目は、元おニャン子クラブの生稲晃子って感じ。全盛期の生稲晃子ではなく、四十路を過ぎた今日現在のほうの生稲晃子に似ていた。中肉中背で上品そうな奥様って雰囲気だ。とてもじゃないが出会い系で行きずりのエッチを楽しむようなタイプには見えない。

 
 クゥゥゥゥゥーっ、たまらん!!

 
 こういうタイプの女性とは、滅多にお目にかかれない。これぞ出会い系の醍醐味である。

 速攻ホテルへとエスコートしたいところではあるが、本日は年下設定だ。「この辺で遊んだことないんですけど、ホテルとかってあるんですか?」とカマしてみた。すると、「うん、アッチの方にあるから行きましょ」と筆者を促してくれたのである。

 こうしてホテルのある方向へ向かうことになった。歩きながらおしゃべりでもしようかと彼女との距離を縮めようとする筆者。だが、人目を気にしてか一定の距離を保とうとするゆきなサン。うん、うん、こういう微妙な反応も素人の人妻ならではだ。心情を察した筆者は、それ以上深追いせず3歩下がって彼女の後に付いていくことにした。

 彼女の先導でホテルに到着。そこは高田馬場周辺のホテヘル業者がプレイルームとしてよく利用しているホテルだ。

 それゆえ、平日でもしょっちゅう満室状態が続く所だった。「ここにしましょ?」と語りかけてくるゆきなサン。「うん、そうですね」と素知らぬふりで従う筆者。年下設定でここまで通してきたが、流石にホテルにチェックインする際は男性がリードするべきだろう。

 ルームパネルを確認すると満室だ。そこでフロントの人に状況を確認してみた。すると10分くらいで空くとのこと。それならばと、フロント脇のソファーに座って待つことにしたのである。

 待っている間におしゃべりでもして親睦を深めようとするのだが、ゆきなサンはあまり自分のことを語りたくない様子。そこで無難な世間話でお茶を濁すことにした。ノリもよく愛想も良かったので、この会話のおかげでかなり打ち解けた感じになれたのである。そうこうするうちに部屋が空き、やっとチェックインすることになった。

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 フロントでキーを受け取り、二人でエレベーターに乗り込む。この時、筆者はある作戦を立てていた。”どうせ年下設定を演じるんだったら、思いっきりウブな振りでもしてみるか。あわよくばエロ優しい痴女プレイを楽しめちゃうかも? ウヒ!”ってなもんである。

 部屋に入ると開口一番、「ね、ゆきなサン。じつは俺、こういう遊びにあまり慣れていないんですよ」と切り出してみた。するとゆきなサンは、ちょっと嬉しそうな顔をしながら「ふーん、そうなんだぁ。じゃあ今日は私がリードしちゃうね!」と乗ってきてくれた。うむ、まさに思うツボである。

 パパっとお互いに全裸になって浴室に入った。40歳という年齢の割には肌も綺麗で、メリハリの効いたスタイルもいけている感じだ。

 筆者の身体を甲斐甲斐しく洗ってくれるゆきなサン。女性に身体を洗ってもらうなんて風俗遊びで慣れ切ってしまっているが、「あ、洗ってもらえて、と、とっても気持ちいいです!」などと感動してみせる。すると調子にのってますます洗い方や仕草がエロくなってくるゆきなサン。うーん、じつに扱い易い。

 ベッドの上でも筆者は完全にマグロ状態だった。キス、乳首舐め、フェラチオと筆者の身体を弄ぶゆきなサン。テクニックは極上というにはほど遠かったが、「こ、こんなに気持ちいいの初めてです!」などと感動してみせる。その言葉に後押しされるがごとく、どんどん愛撫が激しくなってくる。

 頃合いを見計らって、「これ以上我慢できないですぅ!」とフってみた。すると、「じゃあ、入れちゃおうっか?」と提案してくるゆきなサン。「えっ!? まだ俺のほうから愛撫してないですよ?」と問うと、「フフ、もう濡れてるから平気だよ」と答えるではないか。どうやら攻めながらも感じていたらしい。

 枕元のゴムを取り出し、スルスルっと筆者の肉棒に装着するゆきなサン。「ど、どうすればいいですか?」とウブな振りして尋ねると、「うん、そのまま寝ていてね!」と言いながら騎乗位の体勢でインサート開始。

 挿入するや否や、高速で腰をグネグネとこね回すゆきなサン。アソコの締りは20代女性と比べてもなんの遜色もない。上品そうな外見とのギャップが激し過ぎて、滅茶苦茶エロい。合体してから数分もしない内に限界がやってきた。

 「ね、ね、ね、ゆきなサン。気持ち良くてオカシクなっちゃいそう。も、もう我慢できないよ!」とアエギながら伝える。ちなみに、これは演技ではなく本心だ。

 「いいの? いいの? そんなにいいの? じゃあ、我慢しなくていいわよ!」と更に腰の動きを加速するゆきなサン。

 
ふぅ

 
 こうして終始リードされっぱなしで一回戦が終わった。ベッドの上で寝ころぶ二人。「こ、こんなに気持ちいいの初めてでしたよ」と白々しいセリフを吐く筆者。そんな感想を聞きまんざらでもない様子のゆきなサン。

 しばし休憩の後、シャワーで仕切り直すこともなくそのまま2回戦スタート。「またさっきみたいに、たくさん攻めてほしいです」とおねだりしてマグロプレイを続行。そしてさんざん愛撫して貰った後、先ほどと同様に騎乗位で挿入。いやぁ、コレは楽チンだ。こちらは寝転がっているだけで、気持ち良くなれるんだから癖になってしまいそう。

 2回戦目ということもあり、先ほどよりは大分長持ちした。そのおかげでなんとか二人揃って無事にエクスタシーに達することができたのである。

 プレイ後、別々にシャワーを浴びて帰り支度をしていると、「ねぇ、良かったらアドレス交換しない?」とゆきなサンが誘ってきた。「は、はい。嬉しいです!」と素直に応じる筆者。「ま、また会ってくれますか?」と問うと、「今度は私の部屋に来てもいいわよ」と想定外の提案をしてきたのである。

 ウハっ! 上手く行きすぎだな、オイ。

 こうしてなんだかワケありの人妻との逢瀬が終わった。ウブな振りして上手く導けば、今後はもっと過激なエッチが楽しめそうである。

 やはり女性というものは年齢なんて関係なく、エロければエロいほど美しいものなんだなぁとしみじみ思い知らされた経験であった。

(文=所沢ショーイチ)

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