鈴木京香、檀れい、石田ゆり子、永作博美......

今こそ旬の”抱きたくなるほど魅力的”な四十路美女たち!

 昨年を代表するドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)での松嶋菜々子の人気再燃もあり、にわかに活気づく”熟女市場”。松嶋は38歳だが、さらに熟した40代は今が花ざかり。一昔前の「もうオバさん」というイメージはどこへやら、むしろこちらからお願いしたくなるような顔ぶれが揃っている。

 ドラマ『理想の息子』(日本テレビ系)で、マザコン息子を持つシングルマザーを演じている鈴木京香(43)は「艶っぽい」という言葉がぴったりハマる。Hey! Say! JUMPの山田涼介演じる高校生のマザコンっぷりもうなずけるくらい、鈴木こそまさに”理想の母親”だ。NHKドラマでヒットし、昨年映画化もされた『セカンドバージン』では、長谷川博己演じる17歳も年下男性との不倫愛を演じきった。

「実際に、9歳下の長谷川との交際が報じられたように、鈴木は年下男にとって憧れの女性像の代表格と言っていいでしょう。それに加え、新ドラマでは思わず『あんな母親がいたら……』と子供目線からの感想も持ってしまうほど綺麗です(笑)。その肉感的ボディには定評がありますが、脱ぐと言われた映画『セカンドバージン』では結局脱ぎませんでした。一部で『出し惜しみ』と酷評されましたが、”セクシーすぎず、でも年下から憧れとなるポジション”を確立しようとしているのかもしれませんね」(芸能ライター)

 その処女性から”永遠の清純派”とも言われる石田ゆり子(42)は、透明感がまったく衰える気配がない。かつてウイスキーのCMで披露した「女房酔わせてどうするつもり?」というセリフは破壊力バツグンだった。

「1997年のドラマ『不機嫌な果実』(TBS系)では下着姿で手首を縛られるなど、一時はセクシー路線へ”迷走”していた時期もありました。もちろんそのシーン自体は生つばものでしたが……。持ち味であるナチュラルな魅力に回帰してからは、根強い人気を誇っています。脱ぐか脱がないかの微妙なラインをたどる今の鈴木京香には、昔の自分を見ているような気がするんじゃないでしょうか」(同)

 石田は決して「高嶺の花」ではなく「妖艶なお姉さん」というタイプでもないが、クラスにいた”地味ながらも清楚でかわいい子”という存在感がある。いつまでも放ち続ける癒しオーラにひきつけられるのは、同じくナチュラル系やアート志向の男性が多そうだ。

 また、檀れい(40)と永作博美(41)の既婚組も忘れてはならない。サントリー「金麦」のCMですっかり夫の帰りを貞淑に待つ”古き良き妻”のイメージをものにした檀は、昨年俳優の及川光博と結婚した。一部では離婚危機も報じられているが、「家にいてほしい」「帰ったら癒してもらえる」存在としては今ナンバーワンだろう。

「宝塚歌劇団出身という経歴とCMでの健気なイメージで、30~50代の既婚男性のハートをわしづかみにしましたね。彼女の魅力はキラキラと輝くような「元気さ」。それに、ある程度言うことを聞いて、男を立ててくれそうなイメージもある。疲れきった現代男性にとっては最強の奥さんキャラですよ」(同)

 ネットなどで「可愛すぎる41歳」と話題になることも多い永作博美は現在、ドラマ『ダーティ・ママ!』(日本テレビ系)に出演中。舞台でのキャリアも重ね、昨年は映画『八日目の蝉』で年増役を好演した彼女は、ここ数年で数々の女優賞にも輝いている。

「アイドルグループ『ribbon』で活動していた永作は、アイドルから女優に転身して飛躍した代表的な例です。見た目は童顔ですが、素顔はサバサバしていて男っぽいところもある。映画『人のセックスを笑うな』では、人妻でありながら松山ケンイチ演じる20歳下の学生を翻弄していたように、意外と10~20代の草食系男子が手玉に取られたいと思うのかもしれませんね」(同)

 彼女たちの他にも、小泉今日子(45)、高島礼子(47)、天海祐希(44)、杉本彩(43)と、40代美女は人材が豊富。それぞれのタイプこそ違うが、共通点のひとつに和服が似合うことが挙げられる。どんな美人でも若いときにはどうしても”着られてる感”が出てしまいがちだが、着物がしっくり馴染んでくるのも、落ち着いた美しさを匂わせる四十路美女の大きな魅力。そんな熟しきった色気に、今年も存分に酔わせてもらおう。
(文=小嶋トモユキ)

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