50代も半ばを過ぎ、中年から初老へとさしかかろうという年齢にもかかわらず、派手な言動やパフォーマンスで見るものを惹き付ける人気歌手G。2度の離婚を経験しているにもかかわらず、紳士的なイメージも兼ね備えている。
あるコンサートの打ち上げ会場でGに声を掛けられたモデルのN子さん。彼女がGから渡されたのはホテルの部屋のキーだった。その夜の出来事を、N子さんが語ってくれた。以下、N子さんの証言である。
ある地方都市で行われたコンサートでした。私は、運営に携わっていた知り合いのイベント会社の社長さんに呼ばれ、会場に足を運びました。関係者席でステージからは離れていましたが、歌って踊るGさんを見て、「60歳も近いのにすごいなあ」と、感心して見ていました。
コンサートが終わり、打ち上げ会場でGさんを紹介され、初めてお話をしました。彼はまだ興奮が冷めないのか、テンションも高く、楽しくお話できたんですが、近くで見ると小さなシワやシミがあって、やっぱり肌は年相応。めったに見ることができないので、じっくり観察しちゃいました。
そのせいで自分に気があるのだと思ったのかもしれません。彼は私に、自分の泊まっているホテルのキーを渡してきました。私は、「まさかこんな大勢の人の前で」と驚いて周囲をうかがったんですが、誰もこっちを見ていないんです。というか明らかに、見ないフリをしているんですね。でも、私もそこまで悪い気はしませんでした。相手は有名人だし、むしろちょっとした優越感でした。
打ち上げが終わると、彼は早々とホテルのほうに引き上げていきました。それで、私もあとを付いていこうとすると、スタッフが私を止めるんです。
「やっぱり有名人だから、私なんかが部屋に行くのは許されないんだな」
そう思って諦めかけたんですが、なぜか2時間後にOKが出ました。私が部屋に入ると、彼はバスローブ姿で片手にはワイングラス。シャワーを浴びた私は彼の隣に座りました。そこで彼は私の額にキス。そこから、口元、首筋と、柔らかい唇が這っていきました。
ベッドに寝かされた私の体に、まったりとした愛撫を繰り返し、あの鼻から抜けるような声で、「キレイだね」と呟くと、私はもうウットリ。そのまま彼のモノが挿入され、細く引き締まった体が、私の上で大きく揺れました。私たちは抱き合い、足を絡ませ、体位を入れ替えつつ、互いの肉体を激しく求め合いました。
ことが済むと、彼もさすがに疲れたようで、ぐったりしながら携帯で誰かに電話をかけたんです。そして私に言いました。
「車を下に回してあるから、送ってもらうといい。今日はありがとう」
言い終わると、彼はベッドにうつぶせてしてしまいました。「疲れているのに、気を遣ってくれて優しい人だな」と思いながら、私は駐車場に向かい、スタッフの方に送ってもらいました。
しかし後日、その日のことが週刊誌に載ったんです。『G、打ち上げで美女とご乱心』みたいな感じで。でも、私とのツーショット写真はどこにもありません。そこで分かりました。スタッフの人が私たちの周りを動いていたのは、マスコミ対策のためなんだと。慣れたことだったんですね。
出演した人気バラエティー番組では、「今まで付き合った人数は5人」と、実直さもアピールしたG。年齢を重ね、芸能界で身に付けたのは、マスコミの目のかいくぐり方だったのだろうか。これからは派手なパフォーマンス同様、知られざる派手な実生活の告白も期待したい。
（取材・文＝塚田牧夫）
