昨年10月から12月まで放送されていたドラマ『蜜の味~A Taste Of Honey~』(フジテレビ系)での主演に引き続き、今クールでもドラマに出演する女優・榮倉奈々。1月12日からスタートする『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(TBS系)の製作発表会が10日に行われ、成人式を終えたばかりのAKB48・前田敦子らとともに出席した。葬儀屋が舞台の本ドラマで榮倉は新人の警官を演じるといい、山下智久扮する、葬儀屋5代目の主人公とともに、”ワケあり遺体”のナゾを解明していくストーリーだという。
2008年、NHK朝のテレビ小説『瞳』で主演を務め、2010年には映画『余命1ヶ月の花嫁』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。サントリー『オールフリー』やロッテ『雪見だいふく』などCM出演も多い榮倉だが、ドラマでもCMでも清純派というイメージが定着している。
ところが「アサヒ芸能」1月19日号(徳間書店)において、そんな榮倉の”清純派”らしからぬ一面が報じられた。記事によれば10月頃、赤坂の個室居酒屋で開かれた飲み会に出席した榮倉は、同席していた芸人らと楽しげに飲んでいたというが、酒もガバガバ飲む上に、タバコをスパスパと吸っていたという。”思っていたイメージとは180度違っていた。どうにも男っぽかった”と関係者も語っている。
「いま、榮倉は23歳ですから、タバコを吸ったとしてもとがめられる年齢ではないし、それくらいで騒ぎ立てるのもどうかと思います。ただ、やはりこれまでの清純派というポジションから考えると、飲酒はまだしも、喫煙はイメージは悪いなぁと……」(芸能ライター)
ともすると、イメージダウンに繋がりかねない行動であるが、記事では、同じく関係者が聞き耳を立てたところ、榮倉は「アイドルっぽく見られるのがイヤ」というようなことを言っていたのだという。
「10代のころ、木村カエラなどと同時期に『セブンティーン』(集英社)でモデルとして活動していたので、そのころ”アイドル視”されていたことへの反発なのかもしれませんね。同じく喫煙でちょっとした騒動になった女優に北川景子がいますが、彼女も同時期の『セブンティーン』モデルですね。彼女は”卒煙”に成功した有名人に送られる表彰状を『まだタバコをやめていない』という理由で辞退したことから、喫煙者であることが広く知られました。その上、同じ時期、ネット上でも”1日40本も吸う”、”くわえタバコや歩きタバコが事務所の悩みのタネ”などの書き込みが見られ、すっかりそのイメージが定着してしまいましたね」(同)
知名度を上げるきっかけとなったドラマ『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)で見せた清潔感溢れる瑞々しい演技もさることながら、ここ数年は、ドラマ『蜜の味 ~A Taste Of Honey~』(フジテレビ系)や映画『アントキノイノチ』など、シリアスなドラマでの評価も高い榮倉。「アイドルっぽく見られるのがイヤ」だという彼女だが、この記事によって図らずも、本人の意図したとおり、”脱アイドル・脱清純派”となるのかもしれない。
(文=近藤チカゲ)
こっちのナナちゃんもかわいいよね