元スノーボード日本代表選手の今井メロ(24)が、自身のブログで壮絶な過去を激白した。「今井メロの過去」と題して3つのエントリに分け、風俗嬢疑惑、リストカット、引きこもり、親友の死について真相を語っている。
2006年、当時18歳のメロはトリノ五輪で日本代表として期待を集め、マスコミの前で自作のラップを披露するなどメディアに引っ張りだこになったが、結果は予選で惨敗。
激しいバッシングを受けたメロは、ショックのあまり引きこもり生活に。1カ月ほど家で無気力に過ごしていたメロは、母親から「バイトくらいしなさい」と叱られ、大ゲンカした末に家を飛び出した。
手っ取り早く稼ぐために大阪・ミナミの夜の世界に飛び込んだ彼女は、キャバクラやクラブで働き始めた。ブログには、キャバ嬢・ホステス時代のものと思われる盛り髪の写真も掲載されている。ところが、その矢先に某週刊誌が「今井メロがデリヘル嬢に!」という記事を掲載。
メロによると風俗で働いたことはなく事実無根だったようだが、同僚からは「へぇ~副業で風俗とか、まぢウケル!」と言われ、彼氏までが「(風俗で)いくら稼げるん!?」と聞いてくるという事態になった。
「死にたくなった…」というメロは、毎晩笑いながらリストカットを繰り返したといい、深く切り過ぎて救急車で運ばれたことも何度かあったという。
それ以降も、元カレが週刊誌に暴露話を持ち込んだりと不幸に見舞われたメロだが、中学時代の親友「ちー坊」の励ましが唯一の心の支えになっていたという。元カレの週刊誌記事で落ち込むメロに「カラオケでもいくぞ!」と誘ってくれたちー坊だが、それからしばらくして交通事故死。ちー坊の遺品の携帯電話には、メロ宛ての「いつも側にいる」という内容の未送信メールが残っていたという。
先日は11月に生まれた長女の出産の経緯をブログで報告し、5万人に1人の異常妊娠であったと公表。妊娠20週を迎えた頃に双子であることが判明したが、1人の子は上半身がない「無心体」という異常妊娠であり、救うことはできなかった。さらに切迫早産になり、出産予定日よりも2カ月も早い出産になった。1,000グラム未満の未熟児だったものの、長女は無事に生まれた。
24歳という若さでありながら、ケータイ小説顔負けの壮絶人生を経験してきたメロ。ブログの記事は「私、批判もたくさんある でも負けないから ちー坊が天国で見守ってくれてるって 信じてるから!」という言葉で締めくくられているが、苦難に満ちた人生を送ってきた彼女が、長女と共に幸せになってくれることを祈りたい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)
壮絶な人生に幸多からんことを