※画像は『痴女が支配するねっとりベロフェラVOL.1』より「大塚のピンサロでは昼間から行列ができ始めた店もあるようですし、中央線沿線の駅でもそういう話をよく聞きます」
こう語るのは、老舗風俗誌の編集者。激安風俗の王者・ピンサロが、最近またまた驚きの賑わいぶりを見せているのだ。その理由は、やはり不況によるところらしい。風俗ライターがこう語る。
「風俗業界でもだいぶ前から価格破壊が進んできました。60分1万5,000円のデリヘルでは、40分1万円の時間短縮コースを設けるなど、あの手この手で安くしています。しかし、それも限界に近づいていますし、どんなに安くしても、さすがにピンサロの値段には勝てません。それと、もうひとつ理由があります。若くてカワイイ女の子を揃えている店があるんです。行列ができるのはそういう店ですね」
ピンサロといえば、昔は「オバサンの吹き溜まり」と言われたものだ。激安地帯の大塚周辺も”熟女”という名の肥満体型や老齢な女性が暗がりでサービスするのが、大塚ピンサロの主流だった。
ソープは稼げなくなったと言われるようになって久しいが、デリヘルも以前ほど稼げなくなったと言われている。デリヘルは客1人につきいくらと歩合での支払いのため、人気のない店だと日によっては客が1人しかつかない状態だってあり得る。それに対して、ピンサロはフーゾク業界で唯一、時給制を取っている。だいたい時給3,000円だが、客が1人付くたびに500円がプラスされる。女の子にとっては確実に稼げるというわけだ。
気になる現在のピンサロの料金だが、3,000円程度と、実は以前とそれほど変わっていない。ただ、以前は時間帯で料金が変わる店が多かったが、今はオールタイム同一料金が増えた。
試しに大塚で一番人気とウワサの「C」店に行ってみる。北口を出ると、バスロータリーの左前方にスター○ックスがある。このカフェの前の商店街をまっすぐ進み、人気の少なくなった所にその店はある。料金は、女の子1人3,000円、2回転で4,000円。指名料は2,000円。スタンプカードを発行していて、5回で半額、10回で無料になるサービスもある。
階段を上がったところには、アイドルグループA○B48風のコスチュームで統一されたコンパニオンの写真が並ぶ。ウワサどおり、”熟女”はいない。みんな20代前半だ。ホームページの割引券をプリントアウトして持っていくと1,000円割引になるので、指名してもたった4,000円で、カワイイ女の子にフェラチオしてもらえる。
不景気のため、にわかに盛り上がるピンサロ界。元気がなくなりつつあるとも言われる風俗界だが、これをきっかけとし全体が盛り上がってもらいたいものだ。
（文＝上条泡介）
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