素人のコスプレイヤーでありながら、DVDやデジタル写真集をリリースするたびに注目を集め、軒並みヒットを飛ばしているうしじまいい肉に代表されるように今、素人女子のコスプレが熱い! その理由といえば、美貌ももちろんのことながら、彼女たちが扮する『KOF』(SNK)不知火舞や『ONE PIECE』(集英社)ボア・ハンコックなどのキャラクターの衣装が軒並みセクシーな点があげられるだろう。
そんなエロイ衣装に身を包んだ女性たちを集めた写真集が『じがどり コスプレイヤー』(マイウェイ出版)だ。今回参加しているコスプレイヤーたちは雨天まこ、ゆきまち、烈華、心色あやめ、もちうさぎ、橘れみか、穂咲、まこぷり、日暮りん、たおまな、七瀬さくらとその界隈では名の知れた方たちばかり。そんな彼女たちが「グル~ミ~」、「魔法少女まどか☆マギカ」(TBS系)などのキュートなものから「新世紀エヴァンゲリオン」(GAINAX系)のプラグスーツなどSEXY系なものまでさまざまな衣装で登場している。
この写真集が、ただのレイヤー写真集と違うところは「美人コスプレイヤー11人の極上プライベートをちょっぴりおすそ分け」をメインにし、彼女たちのプライベートを切り取ったかのようなショットだろう。レイヤーの子たちが、本格的な一眼レフデジカメ・コンデジ・写メまで使い、自身の部屋や撮影現場で自画撮りした写真のみが収められている。コスプレだけでなく、私生活感丸出しの部屋着を撮っているフォトなどもあり、まさに美しいレイヤーたちの私生活をのぞいているかのようで胸の高鳴りを覚える。
もうひとつのポイントは、衣装からあふれ出てくるエロスだけにとどまらず、どのようにすれば自身がエロく見えるのかを研究しているように見える点だろう。スカートを捲る、M字に開脚する、胸の谷間を強調、そしてあまつさえパンツに指までかけている。ただプライベートを取るだけならばここまでしなくてもよいだろう。しかし彼女たちは、セクシーショットに果敢に挑戦している。その研究熱心さには、頭がさがると共に股間が膨らむこと間違いない。
コスプレというサブカルにエロスを盛り込むことにより、新しいフェティッシュへと昇華させ、なおかつコスプレイヤーの素のままを写すことでさらにエロさを強調させた写真集『じがどり コスプレイヤー』。本書で彼女たちの努力に敬意を覚えたならば、イベントに足を伸ばしてみるのもいいかもしれない。彼女たちの普段の積み重ねからくるエロさを堪能することができるのではないだろうか。
(文=谷原群青)
かわいらしい女性たちがたくさん