即ハメ希望者は、「盛り乳」女性を選ぶべからず!?

pad_women0719.jpg※イメージ画像 photo by NCT PHOTOS from flickr

 形こそ違うが、”性器”は男性も女性も持っている。しかし、男性にはなくて、女性にしかない部位も存在する。そう、バストである。ということは、女性にとってバストとは、自身の性的アピールをする恰好の部位、ということになる。ひと昔前の巨乳神話がやや減速傾向になり、新しく微乳(美乳)ブームが到来したとはいえ、現状では、まだまだ巨乳市場の需要のほうが圧倒的に高い。現に、グラビアモデルのバストサイズを見ると、やはり何かと注目を集めるのは巨乳・爆乳と呼ばれるバストの持ち主ばかりだ。

 そのことを、一般女性もよく理解していて、皆、自身のバスト演出には必死である。といっても、豊胸手術など、大げさなことではない。最近では、ブラジャーの進化によって、服の上から見るぶんには、AカップだろうとBカップだろうと、いとも簡単に巨乳に魅せることが可能なのだ。私事で恐縮だが、筆者もアンダー74トップ82のAカップである。しかし、盛り乳に特化したブラジャーを着用することによって、あっという間にグラマラスなバストラインをでっち上げることに成功している。ブラジャーメーカーの企業努力には拍手喝采を送りたい。

 しかし、盛り乳にはデメリットも発生する。とにかく締めつけがハンパないのだ。胸が窮屈という面は、まだ我慢できる。むしろ、身が引き締まる感があって心地良いくらいだ。問題は、皮膚にくっきりと残ってしまう下着の跡である。スポーツジムの女子更衣室などで周囲を見渡してみても、下着の跡が皮膚に残っている女性は、なるほど盛り乳ブラジャーを着用しているケースが多いようだ。こういった下着の跡に対して、「熱い蒸しタオルをあてれば消えます」「代謝の低下が原因かもしれません」など、解決策を提示している下着メーカーもあるが、ぶっちゃけ普段はどうでもいい! というのが女性側の本音である。女性陣が気にするのは、セックスの際に男性に見られてしまうという点のみ。セックス直前に熱い蒸しタオルをあてたり、ましてや急激に新陳代謝を活性化させるのは不可能である。

 そこで女性たちは、「今夜はセックスに臨みたい!」という気分の日は、盛り乳ブラジャーを着けないものである。といっても、ノーブラという意味ではない。一般的なオプションなしのブラジャーを着用して、飲み会やコンパなどに臨む。当然その席では、バストによる性的アピールは諦めなければならないのだが、お開き後のセックスのためなら仕方ない。二兎を追う者は一兎も得ず、である。飲み会の出席者全員にバストアピールをしたところで、乱交をするわけでもなし、たいしたメリットは得られない。それよりも、お開き後のセックス相手1人に的を絞り、下着跡のついていない、美しい肌を見せることのほうが重要なのだ。

 逆に、「今夜はセックスする気分ではない」という女性は、とりあえず盛り乳によるバストアピールのみを行ない、後日のデートに繋げようという作戦の場合が多い。後日のデートに繋がる相手を誰にするかまだ決めかねているので、とりあえず全員にバストアピールをしておこうという戦略なのだ。

 ここまでくれば、勘のいい人はもうお気付きだろう。飲み会やコンパで手っ取り早く即ハメ可能な女性=盛り乳をしていない女性、ということになる。微乳・貧乳女性は、一見魅力に劣るかもしれないが、そのぶん(!?)お開き後のセックスに対してはやる気満々である。いや、むしろ下着の跡がついていない肌で臨みたい! という健気な心意気は実にあっぱれ。

 対して盛り乳女性は、パッと見は華やかだが、セックスする気は毛頭ない。モーションをかけるだけ、時間の無駄ということになる。即ハメ希望なら、盛り乳女性はスルーして、微乳・貧乳女性に狙いを定めたほうが賢明であろう。但し、盛り乳ブラジャーをしていなくても、元々巨乳だという女性も存在する。盛り乳バストか本物バストかを見分けるのは、よほどの達人でない限り容易ではないので、本物の巨乳女性には気の毒だが、やはり微乳・貧乳女性をターゲットにしたほうが無難である。
(文=菊池 美佳子)

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