ねここ そう。写真集という形で販売していても楽しく自分の好きな作品を作って、制作費が売り上げで賄えればと思っています。製作してて、完成した時の満足度って何事にも代え難いですしね。
──ですよね！ あの達成感！ 利益のことばかり考えちゃうと、楽しくないですし。それに、ねここさんのファンはもちろんですが、やはり基になった作品が好きで買う方もいらっしゃいますから「作品愛」ってものがにじみ出てないと、作品好きの方の心はつかめませんからね。あの……、このセクシーなポージングもご自身で？
見せすぎないチラリズムにエロスを感じます！『After School』より
ねここ やはり、写真集の購入層が男性の方が多いので……。グラビア写真を見て研究しています。でも、女の子に見られても恥ずかしくない程度のものにしています（照）。
──女性から見てもキレイだと思います！ ねここさんはプロポーション抜群ですけど、何か体形維持で気をつけていることはありますか？
人間離れした彼女のボディラインは、まさに二次元を具現化したかのような三次元！『ネココ-project necoco-2nd』より
ねここ 私の家系が皆、背が高いんですよ。気をつけることといえば……、私食べるとお腹がポッコリ出ちゃうので、お腹を出した撮影をする時はご飯を食べないことくらいですかね。
──うわあー、うらやましい！ そうですよね、「足長くなりたい！」って努力しても足伸びませんもんね（遠い目）。そんなねここさんの悩みが聞きたいです！ 何かありますか？
ねここ う～ん。衣装が増えすぎて困るんですよ！ 自分で作った衣装はとても売れないし……。 あと写真を選ぶ時が大変です。
──そ、そうですよね。自分で作る衣装って、写真でさえ映えればいいから、裏側とかひどいことになりますよね～。機能性を全く無視したような（笑）。ホチキスで衣装作ってる方もいますものねー。写真もやはり、1,000枚から200枚を！ みたいな作業って頭おかしくなりそうになります（笑）。それに、自分の写真はキツい！
ねここ 自分の写真をずーっと見てて、どれがいいか？って分からなくなりますよね。すごく迷う。
──自分のココがいい！って自分で思ってても、周りから見ると違いますからね。自分のことは自分が一番よく分かってないのを痛感する時ですよね。……もうそろそろ夏コミの季節ですけど、次回作の構想はありますか？
ねここ 夏コミ用に『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらと、『Panty & Stocking with Garterbelt』のストッキング、初音ミクとオリジナルで何か……のコスプレ写真集を発売する予定です。
──きた！ 『まどマギ』！ 夏は増えそうですね～！ 私も『まどマギ』、『パンスト』はやっちゃいましたよ！お互い夏コミ頑張りましょう。本日はありがとうございました！
彼女とは以前コンパニオンや、コスプレイベントの打ち上げでご一緒したりと親交のあった筆者であるが、画面越しでは伝えきれないその魅力はやはり、彼女の持つ独特の空気だと思う。画面越しだとその9頭身のナイスボディーから少々取っ付きにくそうなオーラを感じる人もいるかもしれないが、実際の本人はほんわりとした癒やし系のオーラを持っている。少し照れ屋なのもいい。ネットアイドルは実際生で会ってみると、良い意味でも悪い意味でもファンタジーを壊されるというのはよくあるが、彼女は前者の方である。生の彼女を見た後に写真集を広げると、違う視点からその写真を鑑賞できる。「あんな、照れ屋な女の子が！」というスパイスが加わるのである。ということで、少しでも気になるコスプレイヤーさんがいれば、実際に会ってみるのもオススメである。
（取材：文＝花邑沙希／http://d.hatena.ne.jp/hanamura_saki/）
■取材協力：ねここ／http://necoco.net/
動く”ねここ”さんはいかが？
