おっぱいどかん、身長ばすんの羽田あいちゃんが青山の夜にチラリズムっ! という情報を得て、やってきました青山THE SOUL OF SEOUL!! なんでも今夜、この場所であいちゃんがチラリズムの極致を披露してくれるのだっ。
さて会場は、南国バリを思い起こさせるような高級焼肉店。ここがスカパー!アダルト大賞新人女優賞を受賞したあいちゃんがバーレスクダンス(チラリズム的舞踊)を披露してくれるところなのだっ(説明セリフですね)。
あいちゃんは、身長170センチで上から90E・55・ 85と泣く子も黙るプロポーションの持ち主。はてさて、あいちゃんの出番はまだかしらんとのんきにビールをすすっていると、ひとりの巨漢男性がステージ前でギターをかき鳴らし始めた。
なんぞこれ?
と、あわててイベントのパンフレットに目を通したところ、今回のイベントはジャンルもさまざまなアーティストが集まった超異業種コラボ。その名も「こい☆こい7」。これまでも和洋折衷アダルトコミコミの節操のない(いい意味で!)コラボレーションを成功させてきたイベントだ。つか、あいちゃんにしか目がいっていなかったぼくって……。
登場したギタリストは元ゴダイゴ・ベースの吉澤洋治。この人のギターも様々なジャンルのごった煮で、完全インスピレーション。
とする間に、笛の音が。奏者は教育テレビ「ふえはうたう」でおなじみの吉澤実。こちらも大御所ではありませんか。大小とりそろえた10本以上の笛でエレキギターに張り合っております。素朴だとばかり思っていた笛がここまで攻撃的になれるなんて。
そしてステージはセッション2へ。同じくギターと笛の即興演奏の中、水色のワンピースを着た女性がおもむろに壇上に現れた。彼女の名前はCHONTO。気鋭の水墨画家だ。壇上に幕かとみえたのは巨大な和紙で、これからフリーな音楽とともに一枚の水墨画を描ききるのだ。
まず彼女が手がけたのは虎の顔。黒々とした墨で迷うことなく、虎を白い和紙の上に現出させる。時折、舞台を離れ、筆をもった手でバランスをはかりながら、絵の行く末をにらみつける。
ギターがむせび、笛がおたけびをあげるなか、左側の空間に薄墨で龍の姿を浮かび上がらせる。変幻自在のギターの音色、古今東西の笛の音色がまじない的な空間をかもしだし、それに触発されたかのように墨痕あざやかな龍虎が巨大な和紙に降臨する。会場すべてが声ひとつたてず、壁画の完成を見守っている。虎は黒に灰を載せ、龍は灰に黒を載せ。そして太陰図のような龍虎は完成した。
ほどなく、軽快な音楽に乗ってあいちゃんの登場。しかもこれがチャイナ服っ。すんなりとのびた美脚がスリットから……。うぅ、たまらん、よだれズビッ。
まずはブルー・チャイナのスリットをあげて、ピンクのかわいらしいおパンツのお披露目。あんよを大胆にさらしながら、ポーズをキメキメ。
と思う間もなく、チャイナ服をびりり。あらかじめ細工がしてあったのか、下半身が丸出しでんがな~! チャイナ服が破ける、破ける。男子の煩悩噴出し、舞台の熱も高まっていく。
いやぁ、下着姿がまぶしいっ。
しかも背景は、ほんの少し前に描かれた龍虎の水墨画。日本人離れしたプロポーションにいかにも日本的な画が強烈な対比をもたらし、いまどこにいるのか、なにをやっているのかでさえ定かではな くなる。なんだ、これ。
しょうゆとプリンでウニ的な、キュウリとハチミツでメロン的な、 なんだかわけが分からない。ひとつひとつは普段接しているものの はずなのに、組み合わさることでなんだか得たいのしれないものに 変貌している。当たり前じゃないあたりまえ。この青山の夜は、普通から立ち上がる異様なモノを鼻先に突きつけられたひとときだった。
ということで、あいちゃん、ぼくと異業種コラボしませんか?
(取材・文=珊瑚ky)
■羽田あいオフィシャルブログ「あんこは粒あん派です(`・ω・´)」