今月11日、東北・関東などの広い地域を襲った東北地方太平洋沖地震。東北地方だけではなく日本中に大打撃を与え、原発問題もある中で未だ復旧のめどすら立っていない深刻な状況だ。それは我々メディア業界にとっても同様で、テレビやCM、その他電波から流れる娯楽は”悪”とする風潮があり、ドラマやバラエティ番組はもちろん、健全なスポーツですら自粛傾向にある。
一方電子書籍業界に目を向けてみると、『日刊サイゾー』でお馴染みの”iPadでエロ本が読めるアプリ”『iMaga Books』(http://www.cyzo.com/2011/02/post_6635.html)では、「被災地救援100円募金プロジェクト」が開催されることが決定した。その内容は、現在『iMaga Books』(http://shop.imaga.jp)で販売している500誌以上の雑誌&マンガを3月22日~4月30日まで105円【正しAppストアのみ115円(共に税込み)】で販売。その収益金全額を日本赤十字社へ寄付するというもの。
コンテンツ提供に賛同している出版社には、竹書房、ミリオン出版、笠倉出版社、若生出版、オークラ出版、シーズ情報出版、モエールオンライン、マイウェイ出版、モーターマガジン社、造形社、アップフロントエージェンシー、写女、Lang Sung、ブライト出版と、読者おなじみの面々が並ぶ。
そこで、『iMaga Books』を運営をしている”iMaga Digitals”の社長を直撃してみた。
──何故このようなプロジェクトを思いついたんですか?
「今回の震災によって、日本全体が不安と緊張に押しつぶされそうになっています。少しでも被災者の支援になることはないかと考えたとき、このプロジェクトを思いつきました」
──こんな時にエロ本見てる場合? という指摘もありそうですが……。
「こんな時だからこそ、エロは必要だと思います。日本全体が不安になり、テレビなどのメディアが娯楽を提供できない今、人々を癒したり、ストレスを発散させる媒体を提供するということも我々の使命だと思っています」
──でも、本当に収益金の全額を寄付するんですか? 全然儲からなくて会社は大丈夫なんですか?
「正直な話、収益全額を寄付するのは弊社としても厳しいです。でも被災地の方々の気持ちを思うとそんなことは言っていられません。それに数多くの出版社様に快く賛同していただきましたので、このプロジェクトを実現する事ができました」
ちょっと特殊とも言えるこの寄付金活動ですが、電子書籍でエロ本を見ることが被災者の助けになるなんて、まさに一石二鳥のプロジェクト。寄付金に興味が あるけど、足を踏み出せずにいたり、どうして良いかわからなかった人は、一冊わずか105円【正しAppストアのみ115円(共に税込み)】なので買ってみてはいかがでしょう?
●iMaga Books
http://shop.imaga.jp/adult
人気お遊びガイドもiPadで。